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現代→古代  作者: 一理
comeback love
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番外編『エレシュキガル』

久しぶりに神話シリーズ番外編。

ほとんどウィキペディア情報ですけど

 イナンナ冥府下りでも出てきました、イナンナの姉『エレシュキガル』について今回は紹介させていただきます。

 『天の女主人』の名を持つ双子の姉妹と対し、彼女は『死の女主人』と呼ばれる。

 彼女は、シュメール語で『クル・ヌ・ギ・ア』という冥界を支配している。その意味は『帰還することのない土地』その意味の通り、冥界に来たものは二度と地上に戻れない。

 アヌ(シュメールの神話で「太陽の頂き」あるいは「天」という意味の名前を持つ神で、世界の礎を築いた神々の王である)の娘であるにもかかわらず疎外されており、イナンナとは光と闇として、敵対しあうほどの中である。

「地上で慕われ、光を司る女神のくせに、冥界にまで手を出そうとするなんて、なんて忌々しくも卑しい妹なんでしょう」

「正直冥界に興味などないけれど、最高神である私が支配できない場所なんてないということを、証明して見せますわ」

 その憎しみと嫉妬故に地上の人間や神すらも冥界に引きずり込もうと機会をうかがっていた。

 また、見つめた者に死をもたらす両目と6日6晩にわたって交わるほどの底無しの性欲を持つといわれている。

 権力欲の強いイナンナが冥界を支配しようと下ってきた際には、条件を付け通させた。

 が、死者以外本来通ることの許可されない門をくぐった罪を裁判にかけ、彼女はイナンナに死の宣告を下した。

 禁を破ったものに対しては誰であろうと厳しかったようだ。

 もとより、イナンナの自業自得ではあるが

 

 冥界の神話は結構数が少ないですね。

 上記で書くこと無くなりました。

 ということで、オマケ。

 エンリルについて書こうと思います、本編でもちらっとでてきましたが、エンリルを都市神としたニップル市は古代メソポタミアでも最も重要な宗教都市だったそうで、カオルはまだいったことない設定です。

 それはおいといて

 エンリルは風と嵐の神であった。別のある説話では、人類を滅ぼすために大洪水を引き起こしたとされる。

 メソポタミアではしばしば洪水で大きな被害を出した事もあり、エンリルは強力な神として人々に認識され大変信奉されていたようです。

 バビロン市の隆盛に伴ってマルドゥク神の地位が上昇するにつれ、最高神としてのエンリルの神格は低下したが、アッシリア帝国の時代まで重要な神ではあり続けた。エンキの息子とされる事やその荒々しい戦士を想起させる性格から、時にはマルドゥクと同一視される(bywikipedia)

 マルドゥクは、最高神。

 元は農業の神様だったけど、信仰者が増えて神格も上がって、最高神。

 他の神様はマルドゥクの別の姿といわれるほど慕われ、若干一神教になりかけてる神様。

 どこの国でも最高神。

 ちなみにバビロニアの王は、この神の手をつかむことで(戴冠式の代わり)王になり。

 アッシリアの王はアキトゥ祭(新年の祭)に毎年バビロンに来てマルドゥクの手をつかみ、王位を要求する権利を正当なものとしたそうです。

 崇める神は同じでも、国が違えば神格も変わってきますね。

 

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