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現代→古代  作者: 一理
ギリシアのようで
77/142

ちょっと息抜き②(挿絵有

 ギリシャはローマよりも奴隷文化が先に生まれた国でした。

 カオルの居た時代ではギリシャはローマに支配されていない時代という感じになってますね。好きに書きまくりすぎて時代背景がわからなくなってきてしまいました。

 オリンピックの発祥の地としても有名ですかね。あれを再発させたのはフランスですが、元はギリシャが先なんですよ。

 現代のオリンピックと古代のオリンピックでは全然違うもので、最初は神話も関係していたようです。

 故にゼウスが男神なので、古代ではオリュンピア祭(=オリンピック)は女人禁制だった。コロッセオと同じく、そこでは裸体にならなければならないというのがあったからかもしれませんが

 話戻って

 男は戦士であり政治家でもあるため、古代ギリシア人はローマ人同様労働を蔑み嫌い。大体女性や奴隷に任せっきりだったらしく、後は自分のために時間を使っていたそうでその中で優れたギリシア哲学や科学が発達したというわけです。

 イリアスとグレゴリウスの関係を本編で書きましたがここで少々つけたし 

 ギリシアでは年長者が精神的・肉体的に年少者を一人前に教育することが理想とされ、少年愛が公然と行われ軍隊の中に「同性愛隊」も存在したそうです。けど勘違いしてはいけないのは年長者がただ少年を愛したわけではないのです、厳しい訓練もあるし、難しい勉強ももちろんありました。

 肉体関係も確かにありますが、それは心をより強く結ぶのに必要なことでした。

 戦争の時に「僕の敬愛する年長者エラステスのために僕も命を賭して戦おう」とヤル気を出すわけですな。そのやる気満々の影響を受け、エラステスも「自分のエロメノスが頑張ってるなら恥じぬ戦いをしよう」とお互いやる気だすわけです。

 そんな信頼関係って凄いですよねー。

 ちょっとホモォな感じ出したけど、別にそういうわけではなかったようです。

 日本でいう、棟梁と若衆ってとこでしょうか。

 ちなみに江戸か明治か、そこら辺の時代では女を口説くは軟派の所業っつって、男色……すなわち衆道に走る男もいたそうな。……極端すぎる。

 女性と結婚して子供を作ることは市民(戦士)としての義務であると考えられていたので、適年齢が来たら年輩者から離れ、今度は自分がエラステスになったようです。

 そういう肉体的愛を精神的愛に昇華する中で、一部本当に男性とするだけの男も出てくるわけで、その場合すごい侮辱の対象になったり、少年との大人な行為を禁止されたり、永遠からかわれたりするようです。

 とまあ

 そんな古代ギリシャでは女性の権利は低かったようで

 結婚前は父親や親族の男性が保護者として面倒をみ、思春期に入ればすぐに結婚させていたようで、古代って大体このパターンですけどね。

 日本でも昔の女性は結婚相手を自分で決めることは稀で、基本父親などの家の権力者が相手を決めてますしね。そんなんだから駆け落ちとかあったんでしょうけど

とまあ話を戻して……女性は結婚すれば夫のもので、外でうろつくことはせず家の中にいて人前に顔を出さず、家事育児をする、というのが妻の勤めだったようですよ。

 まぁ、例外ももちろんいたようですが。

 リベラル・アーツについては、特に意味ないのでスルーで。大体男の人が学ぶものなのだけど、カオルがなんとなく賢そうに見えたから知ってるかなっという好奇心で聞いてみたというだけの話。

 色々の都合上やんわりと女性の権利を軽くしちゃってたりしますが、気にしない。

 

 お化粧ですが、基本宗教的に化粧なんて! という時代もあったようですが

 そんなの関係ねえの精神で上流貴族の女性たちは化粧を頑張っていたそうです。

 ギリシャでは肌を彩るために白色顔料やローションを用いる。また。頬や唇に紅を塗る。など、ローマと変わらない感じであったようです。ついでに、ローマではしみを隠すための付けぼくろが流行っていたそうな。

 紀元前530年ごろには目の化粧も開発されていったようです。

 眉は黒く塗られ、左右がかなり近接している。上瞼・下瞼ともに色をつけ、上瞼にはさらにアイラインを引いている。この頃は下層階級の女性は化粧をしなかった。理由は単純に金がないから。

 一部ではありましたが、男性も化粧っぽいのしてたらしいよ。


 ちょっとギリシャ書くことなくなったのでもうすぐヨーロッパは終了。

 息抜きでした。


  


 みてみんで古嶋さんに描いてもらった現代→古代。

 


 挿絵(By みてみん)


 私が描いたやつより私のイメージに近いという。 

 カオルさんはややツンデレ属性だったり……←

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