誤算の在り方
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ありがとうございます!
~あらすじ~
気づけば異世界に来ていた僕、一 命はいきなり怪物に襲われ、そこで特異な手足を手に入れる
しかしその代償は、この世界では人間の天敵とも呼べる存在、魔物と同じ紅い目とその魔物の血肉を喰らわなければ手足を維持出来ない体質だった
成り行きで、魔物から領土を奪い返す部隊、遠征部隊に配属され、そこで仲間と出会い行動を共にする
目的の場所にたどり着いた一行が、そこで新たな脅威に出会い、ミコトはそれを退けるが・・・
~あらすじ終わり~
頭がクラクラする
一歩間違えれば死は免れなかったはずだ
でも、なんとかやり通した
後は・・・
「なんだぁ?何がどうなった??」
皆にどう説明するかだ
「兎に角、見逃してくれるみたいです」
僕はグランさんに説明する
「見逃すぅ??と言うかお前さっきから竜に向かって何を言っていたんだ??」
やはり、邪竜の言葉から推測はしていたけど、邪竜の言葉はみんなに通じてないみたいだ
「もしかして、僕の言っていた言葉って、皆さんに通じてませんでした?」
「ああ、なにやら言っていた様には聞こえたけど、意味はさっぱりだったぜ??」
そんなことがあるだろうか?
今はしっかり通じているのに、何故あの時は通じていなかったのだろう?
・・・僕の紅い目に理由があるのだろうか
兎に角今は、皆に状況の説明をするのが先だ
~説明中~
「ということは、俺たちがここから出ていけば、あいつは俺たちを襲って来ないんだな??」
僕の宣誓とかは省いたけど、大体は説明した
「でもそれは、遠征の成功を、諦める事を前提としていないか?」
レフィさんだ、もちろんその通りだ
「なら、私たちは何故ここに来たのだ?」
「それはもちろん、領土を取り戻すためですが・・・」
予想はしていた
「ミコトは遠征部隊について、まだ理解が浅いみたいだな」
レフィさんはやれやれといった感じで話だした
こうなることは
「我々遠征部隊は決死の覚悟を持って、領土を取り返さんとする部隊だ」
そうだ、遠征部隊は皆、正しく必死の覚悟で遠征に臨んでいる
「それがどんなに無謀に思えても、果敢に取り組み、魔物を穿つ」
部隊の皆の目には、覚悟があった
「そう、たとえどんな困難があろうとも、だ」
「それは、確実な死を前にしても・・・ですか?」
だからきっと、生き残れた事を喜べない
「・・・そうだ、たとえどんなに不可能に見える事でも、命を賭けて可能性を見出すのが我々遠征部隊だ」
「そうだ!!俺はそのために遠征部隊に入ったんだ!!」
「この体、一片に至るまで魔物の討伐に使うと決めている!!」
部隊の他の人たちもやはりそうなのだろう
それはそうか、成功率0%の遠征部隊に入る人たちだ
とっくに覚悟は決めているのだろう
でも、それでも・・・
「あんな魔物に挑むのなんて絶対に無謀です、お札が一瞬で吹き飛んだんですよ?」
「関係ない」
僕の手が震える
「隊長とラギさんが命を賭けて、ようやくブレス一発を耐えられるんですよっ!?」
「我々では一発も耐えられないだろうな」
目から涙が溢れ出す
「あいつ空も飛べるんですよっ!!??」
「そうだな」
遠征部隊の人たちがこちらを優しく見ている
「それにっ、それにっっ!!」
「ミコト、」
レフィさんが僕に優しく声をかける
僕は手を振り払い距離をとる
「それでもっ、それでもっ!!僕は皆さんに生きていて欲しいんですっっ!!!」
これは僕のエゴだ
僕の事を受け入れてくれた人たちに死んで欲しくない僕のわがままだ
「だって、死んじゃうんですよ?」
「ああ、そうだな」
なんでそんな諦めた目をしているんだ!
「生きていれば、きっといい事もありますよ?」
「そうかもな」
なんで、なんで皆っ・・・!
「私たちにはもう、後ろには戻れないんだ」
レフィさんが僕を抱きしめる
「なに、別にお前に残れとは言わない、お前は戻ってここでの事を報告しろ」
そんなのって!!
「これも立派な遠征部隊の任務だ、よろしく頼んだぞ」
そういってレフィさんは優しく僕を放す
涙が止まらない
なんで、どうして、そればかりだ
「僕一人が生き残っても、意味ないじゃないですかっ・・・!!」
「そうか・・・」
僕たちの間に風が吹く
なにか、何かないのか?
この状態を打破する術は・・!
「おうおう!!取り込み中悪いが、隊長の言葉を覚えているな!!??」
グランさんがいきなり割って入ってきた
隊長の言葉・・・?
「最後の言葉だ!!」
確か、グランさんに後を任せるといった内容だったはずだ
「つまり、今は俺が隊長だ!!」
そうなるだろう
だいたい元から副隊長なのだから、どちらにせよ繰り上げでそうなるだろう
「つまり、お前たちは俺に絶対服従だっ!!」
ああ、そういう事か
「皆相当な覚悟があるみたいだが、」
グランさんが命じれば、戦わねばならんだろう
「俺が命ずる!!」
あの、絶望をそのまま絵に描いたような存在と・・・
「総員、撤退だっっ!!!」
・・・あれ?
何故か知らないけど追い風が吹いてるぞ?
「おいグラン!!どういうつもりだ!?」
レフィさんが食って掛かる
「だ・か・ら、撤退だ撤退っ!!!何度も言わせるな!!」
グランさんは寧ろ喜んで敵に突っ込むと思っていたけど、どうやら違うみたいだ
「・・・フザケるなっっ!!!」
レフィさんが怒鳴る
「お前は皆がどういう覚悟でいるかぐらいわかっているだろう!!何故それを汲まないっ!!」
綺麗な人が怒ると怖いと聞いたけど、それを実感した、確かに怖い
「うるせぇっ!!!お前らがどんな覚悟だろうが決定だ!!!隊長には従ってもらう!!」
なんてむちゃくちゃな・・・でもすごく助かる
「・・・フンッ、ならばもういい、私は遠征部隊を辞める、それならばこれからは私の自由だろう?」
「知らないのか?隊長の許可が無いと遠征中に脱退は出来ないんだぜ!?」
空気が険悪になっていく
「おい、どういうつもりだ・・・?」
「どうもこうもねぇよ、俺はただ隊長の義務を果たすだけだ」
く、空気が重い・・・
「だいたいよぉ、勝算はあるのか??あんなデカくて速くて強そうなの相手によ??」
「勝算などない、だが挑まなければそれもないままだ」
「そうかい、ならますます許可できねぇな、そりゃただの自殺ってもんだぜ??」
「貴様っ!!これまで魔物と戦った人全てを侮辱する気か!!??」
「てめぇの自殺と他を一緒にするな!!おめぇはただ死ぬのに魔物を利用してるだけで、戦ってる訳じゃねぇだろうが!!」
お互いの意見が平行線を辿る
「くそっ!お前がそんな奴だとは思わなかった、勝手にしろ!ただし私も勝手にさせてもらう!!」
レフィさんはグランさんを押しのけて、進んで行く
「そうかぃ、ならっ!!」
・・・一瞬目を疑った
なんとグランさんは歩くレフィさんの後頭部に向けて、太刀を振るったのだ
「な、なに、を・・・」
レフィさんは、それだけを言って倒れた
どうやら太刀は峰打ちだったみたいだ
他の隊員の人が臨戦態勢をとる
「おうおめぇらっ!!!!行きてぇ奴がいるなら俺が相手になるぜ!!!!かかってきな!!!」
・・・!!そうだ、これはチャンスだ!!!
最善ではないにしても、これを逃す手はない!!
「ぼ、僕も相手になります!!」
僕とグランさん、二人で敵対すれば・・・
しばらく睨み合いが続いたけど、
「・・・魔物と戦って死ぬならまだしも、内輪揉めで死ぬのなんてごめんでやんす」
スーハがそういってナイフを捨てた
それを切掛にして、皆が武器を下ろす
こうして、遠征部隊の撤退が決定した
いやはや、あれですね、休んでいる間に書き溜めを作る予定でしたが、思った以上に精一杯休んでしまいました
途中で執筆を辞めてしまう人の気持ちが痛いほどわかります、ええ
自分の書いてきた物をちょっと読んでみたんですが・・・
ちょっと酷いですね
あれ?ここってめっちゃ熱い展開だったはずなのに・・・ってのがかなり
それでも辞めないのが私クオリティ
近いうちにリアルの事情でまた休むと思いますが、よろしくお願いします




