会議の在り方
なんとか投稿時間を早める事に成功しました
出来れば明日はもっと早く投稿します
窓を見ると、今日は雨だった
そういえばこの世界に来てから、あまり雨だった日がないな
まあどうでもいいか
食堂で食事をしてスーハと合流し、雨を防げるコートを着て訓練場に向かう
「おい、そこの魔物もどき!今日は会議室に集まるぞ!!」
訓練場で待っていると、少年が僕を呼んだ、トダという名前だったと思う
「あ、ありがとう」
「ケッ!なんで俺がこんなこと・・・」
どうやら呼び出しの仕事をさせられたらしい
後についていって、その会議室と呼ばれている場所に向かう
「おう!来たな!今日は報告がある!まあ少し待っていてくれ!」
ゴウ隊長はそういって、広い会議室の空いている椅子を勧めた
僕たちはそこに腰掛けて回りを見渡す
・・・おそらく僕の知っている人は全員そろっているのだが、どうしたのだろうか?
しばらくして、ドアが勢いよく開かれた
「おおっす!!みんな待たせたなっ!!みんなのスーパーヒーロー、グラン様のおでましでぇ!!!」
いきなり現れた男は、大声でしゃべりながらズカズカと入室してきた
上半身裸で、髪は長めに整えてあり、鼻が高く眼つきは若干たれているが、見るからに勝気そうである
「グランの兄貴!!」
「おお!トダじゃねぇか!?元気にしてたかぁ!?」
「もちろんだよ!」
「そうかそうか!ちったあ大きくなったか?」
「まだまだこれからだよっ!!」
「はっは~!俺様を抜く日とやらはいつか楽しみだなぁ~!」
その男は乱暴にトダ君の頭を撫でた後、フーさんに目をつけた
「おうフーよう!!相変わらず無口か!?」
「・・・」
「そうかそうか!!元気だったか!!」
フーさんはグランさんを遠ざけているように見える、もちろん無表情だ
「はーっ、ようやく帰ってきたって気がするぜ~!」
グランさんはゴウ隊長の隣に、椅子が壊れるんじゃないかと思うほど勢いよく腰掛けた
どうやらグランさんは何処からか帰ってきたみたいだ
「グラン!嬉しい知らせがあるといったな!!」
「おお!!ゴウ隊長よぉ!!そいつはなんなんだぃ!?」
「それはな、グラン・・・なんと新しい隊員が二人もいるんだ!!」
「ぉぉおおおおっっ!!!そいつは一大事だ!!!で、何処にいるんだ!!?」
そういって椅子を倒しながら立ち上がり、あたりを見渡す
すると、僕と目があった
「ああっ?なんだあいつ?魔物じゃねぇか!」
ああ、やっぱりそう思うんだ
「ふっふっふ、実はそいつが新しい隊員なのだよ!」
「なんだとぉっ!!」
しかし暑苦しい二人組だな
「ということは、あいつは魔物なのに魔物を退治してるのかっ!!」
「そうだ!!なんとさらに、あいつはあのダイジの弟子でもあるんだぞっ!!!」
「なっ、なんだってぇ~~~っっ!!!」
ことさら大きな反応で驚いて、こちらによろよろと寄ってきた
そしてそのまま僕の両肩を鷲掴みにする
「おい、お前、本当にあのダイジの弟子だったのか・・」
「え、あ、はい、一応色々教えていただきました」
僕は困惑しながらも肯定した
グランさんは頭を伏せて震えだした
そして
「っっっっっ最っ高じゃねぇか!!!色々教えてくれ!!あの人はどんな技を使っていたんだ??どうやって生き延びたんだ??というか何を教わったんだ!?なあ、なあ!なあ!?」
「あの、えっと、その・・・」
いきなりマシンガンの様に質問しだした
しかしこんなに一気に質問されては答えられない
困っていると
「おい、とりあえず報告だけ済ましてくれないか?」
ゴウ隊長がグランさんにそう言った
「お、おお、そうだな!お前、後で待ってろよぉ!!色々聞かせてもらうぜ!!」
そういって席に戻った
「よ~し!!それじゃあ報告を始めるぞ!!耳かっぽじってよ~~っく聞け!!」
何の話だろうか
「俺が見る限り、もうすぐ補充期間が始まるぜ!!!」
・・・辺りに緊張感が増した
「まだ数日あるが、大体最後まで見た!間違いねぇ、もうすぐだ!!」
怒った様な顔の人、悲しい様な顔の人、覚悟を決めた様な顔の人
色々な人がいるが、僕には何より気になる事があった
「あの、補充期間って何ですか?」
・・・今度は驚愕の顔がたくさんあった
「お、お前!遠征部隊の癖に補充期間を知らないのか!?」
トダが言った
「あ~、ダンナはそうでやんすよね」
スーハが言った
「君は相変わらずおもしろいな」
レフィさんが言った
「なんと・・・」
ギラさんは言葉もないようだ
「・・・」
フーさんが黙っている、いつも通りだ
「・・・ふ、ふははははっっ!!流石はダイジさんの弟子!!ハハハハハハッ!!」
そして、グランさんが笑った
「補充期間とは何か、だったな?」
ゴウ隊長が説明してくれる様だ
「知っての通り、今我々人類は魔物の侵略を受けている、それがいつ頃からあるかわかるか?」
これは知っている
「大体200年ぐらい前ですよね?」
「そうだ、しかし魔物も常に侵略をし続けている訳ではない」
・・・そうか、よく考えれば当たり前のことだ
これまで一日中討伐部隊が魔物を倒し続けていたが、それがずっと続けば10年も持つ訳がない
実際、僕が部隊に所属している間に、何人かの怪我人が出ていた
「つまり、侵略が途切れる期間を、補充期間と呼ぶのですね」
「そうだ、私たち遠征部隊は補充期間に遠征を行う、つまり「つまりだ!」」
ラングさんがゴウ隊長の話に割り込んで、ハッキリといった
「俺たちの出番が迫っているってこった!!」
グランは完全にある作品の登場人物を真似てます
名前からしてそうです
昨日まで私の思考にすら存在しませんでした
き、気付いたら書いていた、何を言っているかわからね(略)
しかし私に制御できるのだろうか・・・