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魔血吸の在り方  作者: スクロー
暖かな村と自覚の章
1/67

僕の終わりと始まりについて

処女作です、どころか初めて物語を書きます。

小説家になろうさんに書かれた作品がおもしろかったので、皆様の暇つぶしに貢献出来ればと思い書いた作品です、拙筆な上、筆に任せて書いているので、それでもよいという方はどうぞ、お読みくださいませ。


//2016.6.12 修正(ストーリーに影響はありません)

目を覚ますと世界が逆さまになっていた


足の方に木々が伸び、その先に空がある


頭上に地面があり、とても質の良さそうな腐葉土もそこにあった


そんな中、寝ぼけた頭で色々考えた挙句、僕は呟いた。


「ここ、・・・どこ?」


それが異世界に来て初めてのセリフだったことを、僕はまだ知らない






            <魔血吸の在り方>






そんな訳で、段々と晴れていく意識の中、徐々に自分の状態が理解出来てきた


僕はどうやら背の高い木の枝にズボンが引っ掛かって、逆さ吊りになっているようだ


もちろんそういう事が日常的に起きるほど、アグレッシブな人々が僕の家の周りに住んでいることはない(僕はそう信じている)し、当然僕にも逆さ吊りで寝る趣味はない。


そうなってくると、自然に、意識がなくなる前のことについて考えはじめる。


そこで僕は思い出した。



 ~以降、読み飛ばし推奨~


「そうだ、僕は・・・何故か海外旅行になった修学旅行で飛行機に乗ってる途中にハイジャックにあって何故か僕だけ見せしめに殺されかけたところをなんとか反抗し、反撃し、遂に無力化に成功しかけたところでハイジャック犯の最後の抵抗で扉から突き落とされ太平洋の真ん中にヒモ無しバンジーしてなんとか海にうまく飛び込んで水面に浮いていき、遠くに見える無人島に流されながら泳ぎながらなんとかたどり着き、水源を確保して食料を探し、大丈夫そうに見えたきのこを食べたとたん苦しくなって意識がなくなったんだった」因みにそのきのこは猛毒であった


 ~ここまで読み飛ばし推奨~



・・・我ながらありえないな、うん


思い返せばここ数ヶ月は不幸のオンパレードだった


マンションの上から植木鉢が降ってきたり(額にかすった)トラックがつっこんできたり(後頭部にかすった)人間違いで殺されそうになったり(脇腹に包丁がかすった)何故かマンホールの蓋が開いていたり(指が引っかかって助かった)などなど・・・


細かいことを入れれば百はあったんじゃないかな、うん


父さんが僕に常々「何があっても生きろ、生きてさえいればいい」と言ってこなかったら、最初の数回で諦めていただろうな


しかしまあやれやれである、結局のところ僕は死んだのだろうか?


別に天国や地獄に行くとまでは思わないけど、いきなり森の中とはこれいかに


もっと分かり易く「あなた死にましたよ」って言ってくれないと懺悔のしようもない


いやこの思考こそ、本当に仕様のないことなのかも知れないけど・・・


と、そこで枝がピキピキと音をたてているのに気がついた


(あ、これは折れるな)っと思う間もなく枝は折れ、頭が地面に吸い込まれる


異常に鈍い体を何とか動かし頭を庇うが、思った程の衝撃もなく地面に落ちた


そこでようやく僕は体を動かして辺りを見る気持ちになった


どうやら森のかなり深い所らしく、人の気配など微塵もない


僕が死んだ(?)はずの無人島はこれほど背の高い木々はなかったように思うし、なにかが足を踏み入れた形跡すらない


そう、僕の足跡すらないのだ


よってここはあの無人島ではないはずだ


他の可能性を考えても、あれほどの高さに僕を引き上げる動物なんているはずもないし、いたとしたって地面に何かしらの跡が残るはずだ


あるとすれば人為的に行われるぐらいだが、それこそメリットがなさすぎる


うむ、このミステリーは僕には解けそうもない


解けないこと、分からないことは後回しして、まずはできる事をやる


テストという関門を日々くぐり抜ける、日本学生にとって必須のスキルだ


しばらく辺りを歩いてみるが、特に何もない、いや、あるにはあるが、素人では判断のつかない事ばかりで意味を見出せない


ここが安全である保証は全くないので、早急に移動しなければ


因みに動物はいるようだ


鳥(?)の声があちこちから聞こえてくるし、虫もいる


獣道のようなものも見つけたし、縄張りの主張のために傷つけられた木も見つけた


傷の位置は大体下から2mぐらいの位置だ


・・・やばい、これは死ねる


これはつまり、その位置に傷をつけることができる動物がいるということだ


熊だとしたら絶対にかなわない、死んだふりは効かないらしいし



兎にも角にも移動しなければということで、僕は太陽(?)の位置を方角の基準にすることにした


太陽(?)の方角は登りぎみで、逆は下りっぽかったけど、僕は太陽(?)の方角に向けて歩くことにした


先ほどから太陽に?が付くのは確信が持てないからだ、もしかしたら地球にとって月にあたるものかもしれないし、沈んだり昇ったりするのかもわからない


・・・しかし面倒なので、僕は太陽(?)を太陽だと思い込むようにしよう、私がそう思うからそうあるのだ、って昔の偉い人も言ってた気がするし


水場を探すなら降りるべきだけど、この場所の状況が知りたい僕はあえて登ることにした


本当なら木に登って辺りを見渡せばいいんだけど、現代の高校生にそれを求めるのは酷である


そんなこんなで登り始めて2時間ぐらい、一向に見晴らしがよくなる気配がない


太陽も低くなってきて、このままいくとこの人工物の一切ない場所で野宿である


流石にあぶないよな、寝て起きれませんでしたじゃ洒落にならん


ちょっと登り始めたのを後悔し出した頃、木々の切れ間が見えた


少し駆け足でたどり着くと、そこは崖になっていた



・・・絶句するほど美しい景色を、僕は人生で初めて見た


夕日が赤く染めあげることで周りの山々は、その威厳をさらに強くし、木々に何とも言えぬ色彩をあたえていた


澄んだ空気はどこまでも見渡せて、夕日の下にわずかに海が見えた


ちょうど僕が立っている場所の真下が川の初めにあたるらしく、そこから川は蛇行しながらも確かに海に続いている


雲は流れ、風が吹き、僕は人生で初めての感動に酔いしれた


(山を登る人はこれを求めていたのか)と、なんとなく知った風な事を思い描いていると、川の途中に橋が架かっているのが見えた


その辺りを注意深く見ると、右側に人工物のようなものがわずかに見えた


よかった!人がいる!と、歓喜をあげようとして思い出す


(夜、どうしよう・・・?)


村に着くまでにどう考えても日が沈む、というか2、3日はかかりそうだ


日が完全に沈む前に寝る場所を決めなければいけない、サバイバル経験皆無の僕にだって分かることだ


一旦森の中に戻り、良さそうな場所がなかったか思い出す


(あそこは落ち葉がたくさんあったから、それに埋もれて寝れば安全かな?それともあの岩場の隙間で寝た方が・・)


などと考えていても、先ほどの景色が頭から離れず、つい振り向いて呆けてしまう


(いつか、いつかもう一度行こう)




そうこう考えていると、背筋が凍るような、嫌な予感が僕を襲った


僕はとっさに、後ろに倒れるように回避行動をとろうとした


死ぬ直前に起きた百を越える不幸が、僕に第6の感覚を与えていたのである


瞬間、右腕に強い衝撃


左肩から倒れこみ、前転をするように受身をとりながら、予感の正体を確認する


そこには3mを越える背丈の怪物がいた


人の形をとってはいるが、体の大きさや手足の指の本数、グレーに近い体色、何より赤い、瞳のない目が人でないことをありありと証明していた


と、そこで、怪物の指先に赤いものが付着しているのに気がつく


おそらく人の血だろう、かなり新鮮で乾いておらず、付いて間もないことが伺える


その段階でようやく気がついた、右腕の感覚が全くない


恐る恐る見てみると、僕の右腕は二の腕を1/5程残して消えていた

勢いで書いてしまった、今は反省している

私は昔から執筆活動に興味があって、書こう書こうと思っていたのだけど、どうにも億劫で遂に今にいたってしまいました。

この作品は、そんな自分の背中を押すために書いた作品です。

つまり見切り発車です。

ですので、いきなり更新がなくなったり、展開がおかしくなったり、数々の矛盾があると思いますが、なんとか完結させてやりたいと思っております。

どうか生暖かい目で見守ってやってください。


感想なんかを送ってださるととても嬉しいです、厳しい意見もどんとこいです、よろしくお願いします。


//2016.6.12 修正完了!

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