表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

〜終章〜


草原を歩いていた。


広大な地とどこまでも広がる青い空。


私は両腕を広げて風を全身に浴びた。


心地よい。



少し離れた場所で龍馬さんが寝転がっていた。


そこまで向かった。


── 思ったがり早かったな。


彼が空を眺めながら言う。


私はとっさに謝ってしまった。


すると彼は上半身を起こし、切なそうな表情をこちらに向けた。


── おまえは謝ってばかりじゃ。そして、自分の気持ちを抑えて我慢ばっかりしよった。


そうだったかなと考えていたら、彼は続けて言った。


── 同志斬殺の時も、禁門の変の時も…、オレらを斬りに来た奴が顔見知りじゃったとゆうことも。


私は彼の洞察力に驚いた。


── オレが気がつかなかったと思っちょったが?


逆に、なぜ気がついたのか聞きたい。



でも終わったことなんだ。


そう、全ては終わった…。



すると龍馬さんがひょいっと起き上がり、私の肩を叩いた。


── もっと肩の力を抜いて生きれば良かったがに。


心がスッと軽くなった。


私のやってきたことは間違いではなかったのか?


混乱する時代の中で誰かの心を救えたのか?



── ほんなら、またな!


龍馬さんが手を挙げた。


その手を叩き、笑顔を向けた。


「おう、ほんなら、また!」




《END》




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ