表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忘れられたメッセージの小屋  作者: Takara yume
生きた鏡

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/122

時を刻む心

クララは蝶々に囲まれた3つの光るハートを発見する。それぞれが過去、現在、そして未来という異なる瞬間を象徴している。森は、時間が時計ではなく、揺らめく愛情によって測られることを教えてくれる。

夕暮れ時、黄金色の光が降り注いだ。廊下を歩いていると、クララは宙に浮かぶ三つの光るハートに気づいた。一つは深紅、一つは明るい緑、そして最後の一つは金色だった。蝶々がハートの周りを舞い、まるでシンボルを守っているかのようだった。


クララは近づいた。それぞれのハートは異なるリズムで振動していた。最初のハートに触れると、過去の声が聞こえてきた。笑い声、約束、別れ。二つめのハートは力強く鼓動し、現在の情景を映し出した。小屋の息づかいや、生き物たちの踊り、そしてクララ自身の微笑み。三つめのハートは明るく輝き、未来の情景を映し出した。まだ歩んでいない道、これから生まれる愛情。


半透明の蝶が緑のハートに止まり、その羽根はシンボルを映し出し、それは目に見えない言葉へと変化した。根を張った存在は金色のハートに向かって枝を伸ばし、それと同時に森全体が震え、まるでこれから起こることを告げるかのように。


クララは静かに言った。


これはどういう意味なの?


ハートは合唱のように囁き返した。

時間は時計で測られるのではなく、揺らめく愛情で測られる。


小屋はまるで真実を確かめるかのように、静かにきしんだ。壁は様々な時代の光景を映し出し、光を放った。クララは、ハートが時間の守護者であり、直線ではなく、過去、現在、未来が絡み合う珊瑚の織物なのだと理解した。


彼女は目を閉じた。ハートは共に鼓動し始め、すべての瞬間を一つに結びつける旋律を奏でた。森は頭を下げ、小屋は息をし、生き物たちは歌った。クララは微笑んだ。時間とは距離ではなく、連続性なのだと。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ