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交易都市への道すがら、一行は街道沿いの小さな村でモンスター退治の依頼を受けていた。 村人たちは怯えた顔で「夜になると畑を荒らす影がいる」と訴える。家畜は襲われ、子どもたちは外に出ることもできない。村の空気は不安に包まれていた。
夕暮れ、村の外れに広がる畑の中で、黒い影がうごめいた。 現れたのは、巨大なイノシシのようなモンスター――背中には棘のような毛が逆立ち、赤い目がぎらりと光る。
「来たな!」
コーデリアが剣を抜き、前に出る。
「任せて!私の美脚キックで仕留めてやるわ!」
ミランダはスリットの入った衣装を翻し、構えを取る。 ノエルは後方で魔法陣を展開し、支援の準備を整えた。 ルークは枝剣を握りしめ、「ぼくも戦う!」と叫ぶが、エリスに「危ないから下がって!」と引っ張られた。
モンスターが突進し、地面が揺れ、土煙が舞い上がる。 コーデリアは剣を振り下ろし、突進を受け止める。火花が散り、剣と牙がぶつかり合った。
「ぐっ……重っ!!」
彼女の腕に衝撃が走る。
その隙を狙い、ミランダが跳躍。
「美の一撃、くらいなさい!」
華麗な回し蹴りがモンスターの横腹に炸裂し、巨体がよろめいた。
「今です!」
ノエルが詠唱を終え、魔法陣から光を放ち、モンスターの動きを鈍らせた。
「かあしゃん、がんばれー!」
ルークの声援が響く。 エリスは図鑑を開き、「このモンスターの弱点は鼻よ!」と叫ぶ。
「よし、任せろ!」
コーデリアが剣を構え直し、渾身の突きを放つ。鋭い刃がモンスターの鼻先を貫き、巨体が地響きを立てて崩れ落ちた。
村人たちが駆け寄り、歓声を上げる。
「助かった!これで安心して暮らせます!」
「ありがとうございます!!」
コーデリアは剣を収め、肩で息をしながら微笑んだ。 ミランダは髪を整えながら「ふふ、やっぱり私の美脚が決め手ね」と得意げに言い、ノエルは「いや、皆の連携があってこそです」と冷静にまとめる。
ルークとエリスは駆け寄り、「すごかった!」「私も立ったでしょ!」と誇らしげに笑った。
村の夜空には星が瞬き始め、焚き火の周りで人々の笑い声が響く。
*
生活は豊かとは言えないが、今はノエルとミランダという強い仲間がいる。 食べて眠る場所があるだけで、コーデリアは「十分だな」と思っていた。
報酬を受け取り、一行は交易都市へと入った。 その頃には日が暮れ、街灯がぽつぽつと灯り始めていた。
街道から一本入った裏路地で、耳を劈くような子どもの泣き声が響いた。
「なになに?!」 ミランダが眉をひそめる。
「ちょっと見てくる!ルークを頼む!」
コーデリアは、剣を腰に、母の顔で駆けだした。
「ちょ、ちょっと待ってください…!!」 ノエルが慌て、ミランダは「私も行くべきかしら……でもヒールが……」と悩んでいた。
声のする方へ駆け寄ると、裏路地の薄暗がりで、若い母親が5〜6歳ほどの男の子を感情のままに殴りつけていた。
少年の顔も服も泥にまみれ、髪はぼさぼさ、何日も風呂に入っていないような様子だった。 手には、破れたぬいぐるみが握られていた。
「おい!何してる?!」
コーデリアが声を張り上げると、母親はびくりと振り返った。
「なんで子ども殴ってんだよ?!」
裏路地に響いたコーデリアの怒声に、若い母親が振り返った。 その目は、疲労と苛立ちで濁り、焦点が定まっていなかった。
「邪魔しないで!この子が悪いの!泣いてばかりで…!」
「だからって、こんな小さな子、殴っていいわけねえだろ!!」
「あんたには関係ないでしょ!」
「関係なくても…殴ったら痛ぇだろ!!」
コーデリアの声は、剣を抜くときよりも鋭く、重かった。 その瞬間、彼女の手が反射的に振り上がり――
パーン!
乾いた音が、裏路地に響いた。 母親の頬に、コーデリアの平手打ちが炸裂した。
「うわあっ……!」
母親は驚きと混乱で泣き出し、反射的に自分の子どもをぎゅっと抱きしめた。 そしてそのまま、コーデリアの前から逃げるように走り去っていった。
残されたコーデリアは、しばらくその場に立ち尽くしていた。 怒りの余韻が、指先にまだ残っていた。
ふと、ルークのことが脳裏に浮かんだ。 あの小さな手。あの柔らかな髪。あの、頼りない首の感触。 あの夜の温もり。
「……痛かったよな、ごめん…」
誰に向けた言葉なのか、自分でもわからなかった。
あの母親に?あの子に?それとも、自分自身に?
この世界には、実物のモンスターだけじゃない。 人の心にも、モンスターがいる。 それは牙も爪も持たないけれど、時にモンスターよりも深く、鋭く人を傷つける。
「……はぁ、手ぇ痛ぇ……」
コーデリアは手をぶんぶん振りながら、ぶつぶつとつぶやきながら、ノエルとミランダが待つ場所へ合流した。 その足取りは重く、額には怒りと焦りの汗が滲んでいた。
「おかえりなさい。大丈夫だった?」
ミランダが駆け寄り、コーデリアの肩をそっと抱いた。
ノエルも、心配そうに彼女を見つめていた。
「何があったんですか?」
コーデリアは、息を整えながら言った。
「ルークくらいの男の子が、裏路地で、母親に殴られていた。私が母親を殴ったら、逃げた…」
ミランダは目を見開き、「あんた、また派手にやったわね……」とつぶやいたが、今回はツッコミを控えた。
宿屋に着いて子どもたちを寝かせると、コーデリアは拳を握りしめて荒い息を繰り返していた。
「……あんな小さな子に、どうしてあんなことができるんだよ! モンスターより、よっぽどたちが悪い!」
その拳が壁に向かって振り上げられた瞬間――
「待ってください、コーデリアさん」
ノエルが静かに言った。
コーデリアは驚いたようにノエルを見つめる。
「何だ……?」
ノエルは、いつになく真剣で、そして悲痛な表情をしていた。
「あなたが怒るのは当然でしょう。でも、その怒りは――その母親に向けられているのでしょうか?それとも……過去のあなた自身に?」
「……何が言いたい?」 コーデリアの声は低く、震えていた。
ノエルは深く息を吸い込んだ。眼鏡が少し曇り、彼の青い瞳は揺れていた。
「僕も、もしかしたら、その母親と同じになっていたかもしれません」
コーデリアは眉をひそめた。
「あんたが、エリスに酷いことするわけ――」
宿屋の部屋は静かだった。窓の外では交易都市の夜のざわめきが遠くに響いていたが、ここだけはまるで時間が止まったようだった。
ノエルは心を落ち着かせるハーブティーを入れると、コーデリアにカップを渡した。
「熱いから気を付けて」
湯気の立つハーブティーを手にしながら、ノエルはゆっくりと口を開いた。
「エリスを連れて逃げていた頃、僕は極度の疲労と、姉夫婦がどうなったかわからない焦りで、精神的に追い詰められていました。エリスの泣き声や要求が……全てが、僕を責めているように感じました」
コーデリアは黙って彼の言葉を聞いていた。
「ある夜、エリスに『お腹すいた』と言われて……でも、お金も食料もほとんど無くて……」
ノエルの青い瞳が激しく揺らいだ。
「僕は、全てが嫌になって……思わず、エリスに手を上げそうになりました。なんとか回避しましたが……そのときに、コーデリアさん、あなたに出会ったんです。エリスを見つけ、僕と一緒に保護してくれたあなたに」
コーデリアは少し驚いた顔でノエルを見つめた。
ノエルは、コーデリアの拳を握る手を両手で包み込んだ。その手は魔導師らしく少し冷たく、しかし震えていた。
「あの時、あなたがいなかったら、僕はエリスに手を上げていたかもしれない。そして、一生その罪を背負っていたでしょう」
「……っ」
「あなたは、あの裏路地で、エリスを救っただけではなく、僕自身を救ってくれたんです。僕にとって、あなたは救世主です」
「救世主って、大げさ…」 コーデリアがぼそりと呟いた瞬間――
「ちょっと!大げさでもいいじゃない!救世主って言われるなんて、そうそうないわよ!」
ミランダが横から割り込んできて、場の空気を少し和ませた。
だがノエルはゆるく首を振った。
「いいえ。大げさではありません。でも、だから、その親子も、誰かに助けを求めているのかもしれません。きっと、子どもを殴るのも何か理由があるのだと思います…」
コーデリアは拳を下ろし、深く息を吐いた。胸の奥で渦巻いていた怒りが、少しずつ形を変えていく。ノエルの言葉は、彼女の心に静かに染み込んでいった。
彼女は、ふと目を伏せた。思い出したのは、ルークの父親からの暴力に耐えていたあの頃。誰にも頼れず、誰にも言えず、ただひたすらに耐えていた、あの孤独な日々。
自分も、追い詰められていた。ルークが泣き止まない夜、何もかもがうまくいかない朝――「もうやめてくれ」と叫びたくなったことが、何度もあった。そして、ルークをもう少しで……。
――あの時、自分を支えてくれる人がいたら。違う道を選べたかもしれない。 誰かに「大丈夫だ」と言ってもらえたら、孤独に押し潰されずに済んだかもしれない。
ミランダは腕を組みながら、少し真面目な顔で言った。
「だからこそ、私たちがいるんでしょ?私は親じゃないけれど、子育てはきっと一人じゃできないと思うわ。私たち大人が、みんなで子どもたちを見守って、育てていかなくちゃ」 ミランダの言葉に、コーデリアは小さく頷いた。ノエルの手を見つめる。冷たい指先は震えていたが、確かに彼女の拳を支えていた。
ノエルの言葉が、まるで過去の自分に向けられたもののように響いていた。
(あの母親も……かつての自分と同じように、苦しんでいるのかもしれない)
(今の私には頼もしい仲間がいる。でもあの母親には、頼れる人がいないのかもしれない…)
そう思うと、胸の奥で渦巻いていた怒りは、少しずつ形を変えていく。
コーデリアは深く息を吐き、ノエルの手を見つめた。
「……ノエル」 彼女は低く、しかし柔らかい声で呟いた。
「ありがとう。もう大丈夫だ。あんたたちの言う通りかもしれないな」
「いえ……」ノエルは言葉を探しながら微笑む。
「お互い様よ」ミランダも優しく微笑んだ。
「ノエル、ミランダ。少し、一人で行ってくる」
「えっ、また?今度は何、説教?もう殴っちゃだめよ」 ミランダが半分冗談、半分本気で言う。
「……殴らない。今度は、ちゃんと話をしに行く」
コーデリアは腰の剣を外し、そっとテーブルに置いた。
ノエルは眼鏡を押し上げながら、少しだけ微笑んだ。
「それなら、これを」
彼はポケットから小さな包みを取り出した。中には、甘い香りのするハーブティーの葉が入っていた。
「心を落ち着ける香りです。話す前に、少し香らせてあげてください。……あと、できれば今回は、手は使わずにお願いします」
「……努力する」コーデリアは苦笑する。
「“努力する”って言ってる時点で、ちょっと不安なんだけど……。これも持っていきなさい。きっとお腹を空かせてるでしょう」
ミランダが子どもたちのおやつにと買った干しぶどうやビスケットの入った袋を差し出した。
「行ってくる」
ノエルとミランダは、しばらくその背中を見送っていた。
「……コーディって、ほんと不器用よね」ミランダがため息まじりに言う。
「でも、まっすぐです」ノエルは、そっとハーブティーを飲んだ。
「じゃあ、私たちはここで待機ね。また殴らないといいけど」
「さすがに大丈夫でしょう……」
「うーん、多分?」
二人の軽口が交わされる中、コーデリアは裏路地へと歩みを進めていった。 夜の街灯が石畳を照らし、彼女の影は長く伸びていた。 その影はもう、怒りに震える剣士ではなく――子どもを守り、母親と向き合おうとする一人の母の姿だった。
親子は、路地の隅に座り込んでいた。街灯の光が届かないその場所で、二人はまるで世界から取り残されたように見えた。母親は肩を震わせ、男の子は空腹でぐったりしている。
コーデリアは、ゆっくりと歩み寄った。
「さっきは悪かった…」 声は低く、しかし確かに届くように。
母親は顔を上げた。その目は、依然として警戒と敵意に満ちていた。
「近寄らないで!!」
コーデリアはため息をつきながら、親子の隣にそっと腰を下ろした。
「じゃあ、ここに座るだけ。大丈夫。近寄らない…」
母親は困惑しながらも、少しだけ肩の力を抜いた。
コーデリアはポケットをごそごそと探り、ハーブの束とおやつの入った袋を取り出した。
「これあげる…」
男の子は、奪い取るようにして袋の中のビスケットを食べ始めた。その勢いに、コーデリアは「ちゃんと水も飲めよ」と思わずつぶやいた。
母親はその姿を見て、ぽろぽろと涙を流した。
「あ、ありがとう…。どうして…?私たち、…お金も、食べ物も無くて…、夫が病気で亡くなって…、どうしていいかわからないの…」
その声は震え、言葉の一つひとつが重く沈んでいた。孤独と絶望が、彼女の全身を覆っているのが伝わってきた。
コーデリアは静かに頷いた。そして、初めて見ず知らずの他人に、自分の最も辛い過去を語り始めた。
「大変だな。私も…、シングルマザーなんだ。その子と同じくらいの息子がいる。夫の暴力から逃げて、路頭に迷った。最初は教会に身を寄せていたけど、今は仲間と一緒にモンスター退治をしながら、なんとか食べていけてる」
母親は驚いたようにコーデリアを見た。その姿は、いきなり殴ってくる強い女ではなく、同じ“母”だった。
「正直に言うと、私も、追い詰められて、息子に手を出しそうになったことがある。一歩間違えば、あんたと同じようになっていたかもしれない。だって、そのときは誰も助けてなんてくれないと思っていたから。この子さえいなくなれば楽になれるんじゃないかって……。どうしていいかわからなくて…」
コーデリアの声は震えていたがた。彼女の言葉は、母親の心にゆっくりと染み込んでいく。
母親の目から、初めて敵意ではない、共感の涙が溢れた。
「……そんなこと、あったんですね……あなたみたいな人でも……」
「“あなたみたいな人”って、どういう意味だ?」
「いえ、なんか……強そうで…悩むことなんてなさそうで……」
「私だって悩むこともある!」
二人は、少しだけ笑った。その笑いはほんの一瞬だったけれど、確かに心をほどいた。
男の子は、ビスケットを食べ終え、コーデリアをじっと見つめていた。
「ねえ、どうやってモンスターを倒すの?」
「私は剣で。仲間はキックと、魔法で。みんなで協力して倒すんだ」
「かっこいい……」
「だろ?」コーデリアは口元にわずかな笑みを浮かべた。
母親は、うつむきながら声を絞り出す。
「私だって……私が悪いのは分かっています。でも、お金もない、居場所もない。誰も助けてくれない……」
その声は、まるで擦り切れた布のように弱々しく、今にも崩れそうだった。隣で男の子はビスケットのかけらを握りしめたまま、母の袖をぎゅっと掴んでいる。その小さな手は、母を責めるのではなく、必死に繋ぎ止めようとしていた。
コーデリアは、そっと膝をつき、目線を合わせた。
「そうだな。でも、助けてくれる場所は、あるんだ」
コーデリアの声は落ち着いていて、まるで暗闇の中に灯された小さな明かりのようだった。
母親が顔を上げた。その目には、信じたいけれど信じられない、そんな揺らぎがあった。
「……本当に、あるの?」
その問いは、希望を求める声であり、同時に裏切られることを恐れる声でもあった。
コーデリアは、ポーチからくしゃくしゃになった紙を取り出した。
「街の掲示板から、ちょっと拝借してきた。仲間のノエルってやつがいつも“知識は力です”って言ってる」
紙には、職業斡旋所や教会の案内が書かれていた。灯りの乏しい路地で、紙の文字はかすかに揺れる炎のように見えた。
「この街には、『職業斡旋所』がある。あんたは得意なことがある?料理や掃除や裁縫の仕事とか、いろいろあるみたい。私みたいに剣しかないと、また違ってくるけど……」
母親はぽつりとつぶやいた。
「剣しかないって、さらっと言うけど、それもすごい……」
コーデリアは肩をすくめて笑う。
「そして、『教会』。教会は子どもたちの保護施設を持ってるところもあって、あなたたちのような親子を、一時的に保護してくれる。食事と寝床、それに、話を聞いてくれる人もいる」
母親は目を見開いた。
「そんなの……あるの?」
「ああ。あと、まずは子どもだけを安心できる施設に預けて、あんたが自分の生活を立て直すってこともできる。もし心配なら、一緒について行ってやるから」
コーデリアは、ゆっくりと立ち上がり、母親に手を差し伸べた。
「どうして……そこまでしてくれるの?」
「私も、多分、一人ではどうにもできなかったから。子育ては一人じゃ絶対にできないよ。一人で抱え込むと、もっともっと辛くなってしまう。もっと周りを頼っていいんだ。今は仲間がいるから、だから私はやっていけてるんだ」
母親は、コーデリアの手を見つめた。剣を握る手は少し荒れていて、でも不思議と温かかった。
「あんたは、子どもに手を上げてしまうほど、追い詰められていた。それが悪いことだと分かっているから、あんたはまだ大丈夫だ」
母親は震える声で言った。
「……でも、私、何もできないし……」
コーデリアは苦笑した。
「私だって、料理は爆発するし、裁縫はボタンつけるだけで服が破けるし、掃除は多少マシだけど…。でも、子どもを守りたいって気持ちだけは、誰にも負けない。それがあれば、きっとやっていける」
母親は、少しだけ笑った。
「ふふ、そうなんですね……私は料理をするのは好きです」
「じゃあ、仕事はあるだろ。料理ができるって羨ましいよ」
母親は小さく頷いた。
「まずは教会に、行ってみます…」
「うん。少し距離はあるけど、子どものためにやれることはやろう」
母親は、そっとコーデリアの手を掴んだ。その手は冷たく、細かった。けれど、そこには確かに、新しい希望の熱が灯り始めていた。
「ありがとう……」
コーデリアは照れくさそうに笑った。
「礼はいい。代わりに、今度料理を食べさせて。最近うちの料理人は筋肉料理ばっかりでね……」
母親は、くすっと笑った。その笑顔は、ほんの少しだけ、明日を信じてみようと思えるような、そんな光を帯びていた。
路地の暗闇の中で、二人の間に生まれた小さな笑いは、確かに未来へと繋がる一歩だった。




