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毒霧
俺の「おでん」は美味だった。
凶器としての「おでん」はアルミ鍋にグツグツに煮えた状態で具沢山。
俺の好きな「ハンペン」「牛すじ」もあった。
親切な事にオタマと小皿がセットで付いてきた。
リュックを確認すると「おでん」はまだあった。
凶器だから無限なのか?
無限なら「おでん屋」で生きていけね?!
夢が広がるリュックである。
腹も膨れ、幸運にもサイズがピッタリだったブーツを履き、
ペットボトルの水を飲みつつ冷静になると気づいてしまった。
スキル「毒霧」「ビッグファイヤー」の仕掛けがリュックに無い事に。
リュックに無い理由。
まさかと思い「毒霧」をイメージしつつ息を吹く。
俺の口から前方役2mに渡り緑色の霧が吹き出された。
軽くストレスを感じつつ、今度は「ビッグファイヤー」をイメージしつつ息を吹く。
今度は3m位の距離まで届く炎を吹く事が出来た。
俺はどうやら人間を辞めているらしい。
思い返してみると毒霧にはセットで毒耐性が付いていた。
という事は本気の毒だなこれ!?
これ人にやっちゃ駄目なヤツ!?
てか俺もうキスとか駄目なヤツじゃないのこれ!?
「くはははははははは終わったよ俺の甘い恋愛モード!!俺のキス返せ!!」
俺は涙を流しながら颯爽と自転車で走り始めた。




