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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
エルビア王国
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オークジェネラル2

なんかオークジェネラルが集団で来たらしい。

つかこの街襲われすぎ、呪われてるんじゃね?

と、一瞬思ったがいや待て。

俺は高校生の時にアガサクリスティーのオリエント急行殺人事件を読破した事のある女、

灰色の脳細胞が動き出す。アレ?灰色だっけ緋色だっけ?まぁ良いや。

つまり此処は異世界!日本列島を夏場台風が襲う代わりにドラゴンゾンビやらオークジェネラルやらが襲うのだよ!つまり次にドラゴンゾンビが来たらドラゴンゾンビ2号、

その次3号と最終的に24号位まで襲って来ると見た!

「オークジェネラルの集団は10体以上!カミルの丘から此方へ向かって来てる!迎撃の準備を!!」

なんか熱く訴えてるな〜。そんな大変なの?

と一瞬思ったがいや待て。

俺は高校生の時にアガサクリスティーのそして誰も居なくなったを読破した女、

台風を甘く見てはいけない、地滑りやら増水やら危険がいっぱいなのだ。

無理して会社や学校へ行かせるべきでは無いのだ、休みにするべきなのだ!

それと同じでオークジェネラルも危険がいっぱいに違いないのだ!

「人々の生活を脅かすオークジェネラル!許せん!赤毛連盟出る!!」

「ガガガ!ギギギ!」

「ヒナコデスさん!頑張って!」

マシンレディはやる気満々だ、カシムよお前も戦え。

「オデタチモイク」

あれ?こないだのイケメン変態天気予報士なんでカタコトなんだ?

あとラングがニヤついてるのがイラつく、逆水平チョップだ。

「フン!」

うぉ!?逆水平チョップ弾かれた!?なんだラングの癖に生意気だぞ?

まーラングは後で潰すとして今はオークジェネラルだな!

「んでわ生意気なオークを退治しに行きますかな」

「おおおおおおお!!!!!」

うぉ何か異常に盛り上がってるな冒険者達、まあやる気有るのは良い事か。

俺達は街を出てドラゴンゾンビ戦で焼け野原と化した平原でオークジェネラルを待ち構えた。

「なー、こないだの高射砲男は?アイツ居れば楽勝じゃね?」

「ああ爆撃団のニターさんの事ですね、

ニターさんは急遽王都への招集令が出た為この街に居ないんですよ」

俺の問いにカシムが答える。コイツはムカつくけど変に物知りで助かる。

あー見えて来たなー結構居るなー。よし一発かますか!

俺は左腕のサポーターを調整する。ウェスタン・ラリアットの発動だ。

「マシンレディさんお行きなさい」

「ガガガ!ギギギ!」

カシムの言葉に気合を入れるマシンレディ。アレが気合と判る位には付き合って来てる。

革命ラリアットを発動したらしい、右手を伸ばしダッシュして行った。

負けてたまるか!!

近づいて来るオークジェネラル、近づいて判った。デカイ。ラリアット絶対届かない。

まじかよーコレ頑張ってみぞおち届く位だよーデカ過ぎ2メートルチョイ?こっち158cmよ?

チクショウ!!いっちゃえー!!!

左腕に走る衝撃、構うものか!!振り抜け!!!

オークジェネラルが泡を吹いて吹き飛ぶのが見えた。勝った!!第3部完!!

マシンレディも次々とラリアットでなぎ倒して行く。

よく見るとキージーとか言う天気予報士も二刀流で1匹倒してるのが見えた。

ラングも斧で好戦してる。

結構余裕だなと思った瞬間、頭の中に響くメッセージ。

オークジェネラルの突進を確認、カウンター技を習得出来ます。

パワーボム

パワースラム

選択して下さい。

ゆっくりモード発動させると確かに此方へ突進して来るオークジェネラルが一体。

うーんカウンター技ねー。

パワースラムって相手担ぎ上げて自分の胸で押し潰す感じよねー。

俺は自慢だがナイスバディだ。158cm55kg。えっ重くね?太ってね?ってのは間違いだ!!

胸がデカイと体重も増えるのだ!!49kgが正義と言うのは間違いなのだ!!

いやいやそうじゃない、オークの胸毛に俺の胸押し当てるのはダメだろ、

此処はパワーボム1択だね。

俺はパワーボムを選択し突進して来るオークジェネラルにカウンター技パワーボムを発動した。

突進して来る勢いをそのまま維持し腰を捉え振り上げようとした瞬間、俺は気づく。

オークジェネラルってパンツ履いてるのかな?と。

正面から見たオークジェネラルは腰に何か木製の腰巻をしていた。

だがパンツはどうだ?

パワーボムの最終形態は相手を大地に叩きつけた瞬間、相手の股間に顔を突っ込んでしまう技である。

モンスターはパンツはかなくね?

オークジェネラルを上空へ振り上げたその瞬間、見えてしまう。

履いてねーーーー!!!!

マズイマズイ!!!このままでは乙女の純潔が汚される!!

あんなばっちいのに顔突っ込むなんて有り得ない!!!

技が発動したらキャンセル効かないのはウェスタン・ラリアットで経験済み!

マズイ!!マズイ!!!!

ぐおおおお乙女の底力!!!

「とっべーーー!!」

俺はオークジェネラルを振り上げたまま自分も飛ぶ事でジャンピングパワーボムの体制へ無理矢理移行する。ジャンピングパワーボムなら顔を股間に突っ込む必要は...無い!!!

しかしオークジェネラルの胴体はデカイ、俺の足で挟みきれるか!?

「開けーーー俺の足!!!」

強引に足で挟み、顔は逸らしたまま大地へ叩きつける!!

頭の中に響くメッセージ。

オリジナルのパワーボムを確認、

ヒナコデスボムを習得しました。

俺はオークジェネラルの股間から逃げ切る事によって新たな力を手に入れる事が出来た。


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