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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
エルビア王国
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ドラゴンゾンビ2

冒険者ギルドに着くなり「さっさと外行ってドラゴンゾンビ討伐しろ!」ってギルド長から怒鳴られたよ。

なんか遅刻したっぽい、「空気読め」みたいな感じでヒルダさんから睨まれたし。

だって工場長は忙しいのよ?ぶっちゃけあだ名だけの工場長だけど。

「ヒナコデスさん見えてきました」

カシムの声に顔を上げると、おー!!ドラゴンだ!!像よりちょい大きい位?つか像も大概デカイよね。

ならめっちゃデカイよ!!つか踏まれそうなんだけどラリアットとかしてたら。

あ!?アイツ!!雨乞いのイケメンヒゲ!!こんな忙しい時に何雨乞いしてるんだ!?

つかアイツいきなり切りかかってくるし変質者確定!雨乞いは他所でやれよ!!

ほら見ろドラゴンも怒ってアイツの方行ってるし、ざまーみろ変質者。ってか変質者やばくね??

と思った矢先、ドラゴンゾンビの右腕が変質者を襲った所を横から大きな盾持ったおっさんがガードしきったのが見えた!すげーぜおっさん!

「あれは鉄壁テルー、この街一番のガーディアンですね」

カシム物知りやー、使えるカシム!

「爆撃団ニターの攻撃が始まりますよ」

変質者の方を向いたドラゴンの後方からおっさんがズドンズドン炎を撃ち込んでいる、動画で見た高射砲の砲撃みたいだ!

「これ俺達要らなくね?もう勝っちゃうよね?」

「いえ、恐らくドラゴンゾンビの足止めが精一杯ですね、このタイミングで仕掛けなければ我々に勝ち目は無いでしょう」

えっ?そうなの?結構ヤバいの?

「ガガガ!ギギギ!」

うぉ!ロウジー行ったよ!ダッシュで行ったよ!!ラリアット喰らわせる気だよ!

ドラゴンにラリアットした初めての人類は君だ!ロウジー!頑張れロウジー!

あ、ラリアット後ろ足に喰らわせた、肉片飛び散った、ゾンビだから肉片飛び散るのねー。

ビチャ!ってここまで聞こえたよビチャ!って。

あーロウジーダッシュで帰って来た、うわぁちょっと臭う。

「ビチャ!ってなったよビチャって!!ヒナコデス!!どういう事よ!?ビチャって!?」

肉片まみれでキャラ崩壊してるよロウジー、君マシンレディだったろ。

「もうイヤ!!お風呂入る!お家帰る!!」

マシンレディ設定どころかお嬢様設定も忘れてるよ。

「ロウジー、ガガガ、ギギギ?」

「ガガガ!!!ギギギ!!!」

うわ、すっげー怒ったよ。

「ところでカシム、お前は戦わないの?」

「ええ、すみません私には制約がありまして、この妖刀村雨は使う度に使用者の寿命を削るのですよ」

「妖刀!村雨!!」

「この妖刀村田を持ってすれば勝てるとは思うのですが....」

あれ?村田に変わった。

「私にとって妖刀桑田は最期の切り札として取っておきたいのです」

村雨は良い、妖刀だ。村田はマサカリっぽいし村繋がりね。

「桑田はダメだろ!?村雨の村も雨もどこいったよ!?妖刀でも名刀でも無い名投手だろうがよ!?」

「という訳で妖刀村正は使いません」

コイツコロス!カシムコロス!

「納得いかないけど、まー良いわ。カシム、アレに勝って欲しい?」

なんか高射砲おっさんも勢い衰えてきてるし、そろそろ本気出すか。

「カシム!カシムよー!!ドラゴンゾンビに勝ちたいか!?カシムー!!」

「ハイ!勝ちたいです!ヒナコデスさん!」

俺の空気が変わったのを感じ敬語になりやがったカシムめー、なんか燃えてきた!!

「カシムー!カシムよー!!邪神の化身を今から呼び出す!!良いか!!良く見とけカシム!!」

「ハイ!ヒナコデスさん!!」

「カシムちょっと目閉じてて」

俺は無限リュックから久しぶりにマスクを取り出し被る。ホントはペイントで顔白塗りしたいんだけど、

ニキビ出来そうだからやらない。

「目開けて良いよ」

「ハイ!ヒナコデスさん!」

「ヒナコデスでは無い.....邪神の化身!グレート日菜!!見参!!!プシュ〜」

プシューは要らなかったか?まあ良いやドラゴンゾンビ!覚悟するが良い!


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