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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
エルビア王国
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ドラゴンゾンビ戦1

「何故あんな化け物がいきなり現れる!」

「城壁到達までどの位だ!?」

「商人達の街への避難は済んだんだろうな!?」

カミルの街の冒険者ギルドでは怒号が飛び交っていた。

「皆静まってくれ!!」

ギルド長アレキサンドリアの一声で静まるギルド内。

「B級北斗!街の反対側へ誘導を頼めるか!」

「任せてくれ」

「頼む!」

B級北斗のリーダー、キージーの答えに熱いものが込み上げるアレキサンドリア。

「B級爆撃団!誘導されたドラゴンゾンビへの攻撃を頼む!」

「良いだろう。だが正直すまない勝てる気がしない、精々足止めが精一杯だ」

「それでも助かる!」

B級爆撃団は勝てないと判っていても戦ってくれる、この街の為に。

そう思うと目元が熱くなるのを感じてしまうアレキサンドリア。

「B級キャット...は解散したんだったな。B級赤毛連盟!赤毛連盟は居るか!」

「B級赤毛連盟はポーション工場に通い詰めでギルドに顔を出しません」

受付嬢ヒルダの答えにより一気に熱が冷めるアレキサンドリア。

「赤毛連盟には後で来たらドラゴンゾンビ討伐を命じとけ!」

ドラゴンゾンビと言う圧倒的なモンスターの襲撃にもかかわらず、

「街の放棄」を提案する者は一人も居なかった。

2ヶ月前、オークキングが現れた際には街の放棄か否かで揉めに揉めた人々がである。

オークキング襲来の際はB級「銀の剣」パーティメンバーの犠牲を持ってなんとか封印したカミルの冒険者達。

今回はB級「銀の剣」を失い更にB級キャットも解散、戦力的には落ちた上で、

オークキングより格上のドラゴンゾンビと戦わねばならない人々が何故街の放棄を考えないのか。

その答えはヒナコデスの存在にあった。

皆が思っていた、オークキングの封印が破られた日に現れたこの街最強の女性ヒナコデス、

オークキングを討伐したのはヒナコデスに違いないと。

そしてヒナコデスの数々の行動により「ヒナコデスは怒らせると怖いがアホだから簡単に味方に出来る」と

そして何よりヒナコデスはこの街を守ってくれると確信していたのである。

「では我ら北斗と爆撃団は先発隊としてドラゴンゾンビ迎撃に向かう!」

キージーが気合を込めて皆に宣言する。

「ギルド長!ヒナコデスにあまり遅れるなと言っといてくれ!」

ニターが笑いながら言うと冒険者達が皆ドッと笑った。

「判った!皆は2チームの援護を頼む!ドラゴンゾンビ討伐成功した日には報酬は期待しておけ!

肉は使い物にならんが骨素材が高値で売れるぞ!」

アレキサンドリアの声に盛り上がる冒険者達。

B級北斗とB級爆撃団の命を賭けた戦いが始まる。



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