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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
エルビア王国
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動き出す人々

エルビア王国にあるエルビア城の迎賓館では、エルビア王国の五大貴族と呼ばれる男達が話し合っていた。エルビア王国で最高の権勢を持つタウル・フォン・フェールズ公爵。

領内に海がある為塩を独占販売する事で利益を上げるパウロ・フォン・ゼブル侯爵。

エルビア王国の貴族内で最大の兵力を所持するストロ・フォン・ビット伯爵。

王国内の魔術研究を独占するジョーイ・フォン・マリーンドルフ伯爵

武力と経済力にバランスのとれたソルド・フォン・ジャヌス伯爵の5人である。

「あの忌々しいハルバット辺境伯が随分羽振りが良いらしいな、マリーンドルフ伯爵の策も効果がなかったようだしな」

フェールズ公爵の責めるような言いようにマリーンドルフ伯爵が答える。

「オークキングをあの地へ転移させる事によって封印石を高値で売る事が出来ただけで充分な成果と言えましょう、今ハルバット領が賑わっているのは例の新型ポーションのせいであって、我が策が効果がなかった等と言われるのは些か心外ですな」

「まぁまぁ、確かに封印石を高値で売る事が出来ただけでマリーンドルフ伯爵の策は成功したと言えるでしょう」

穏健なストロ・フォン・ビット伯爵が仲裁に入る事で落ち着きを取り戻すマリーンドルフ伯爵。

「中立派だったとは言え元々マウナ・フォン・ハルバット辺境伯は元王弟派、ハルバット領には王弟派の生き残りが集まっていると言うではないか。そんなハルバット領の弱体化は我らの共通の目的、

そうであろう。我らが争っても意味はあるまい。」

ソルド・フォン・ジャヌス伯爵の言葉で落ち着きを取り戻す面々。

「問題はハルバット領が新型ポーションによって力を付けつつある事だ、再び力を削ぐ策が必要である、

マリーンドルフ伯爵、費用は我等で負担しよう。再び強力な魔物の転移を頼まれてくれるか。」

ビット伯爵の言葉に頷くマリーンドルフ伯爵。

「私の方で新たな魔物をハルバット領へ転移させましょう、新型ポーションの開発地であるカミルの街へ最大限の武力を転移させましょう。ただし後のフォローと費用の方はよろしく頼みますぞ」

「私は塩の輸出を止めますかな、新型ポーションでの交易に不平等があった報復と言う事で」

パウロ・フォン・ゼブル伯爵が余裕の笑みを浮かべながら発言する。

「ハルバット辺境伯め新型ポーションで欲をかきすぎたな」

ジャヌス伯爵の言葉に一同はハルバット領の終焉を予感する。

「では各々方、よろしく頼みましたぞ」

フェールズ公爵の言葉に頷き立ち上がる一同、ハルバット領に危機が迫っていた。

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