表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
カミルの街
70/256

マシン

鉄壁テルーと二刀流のキージーを倒したロウジーの前に、以前出会った「あの男」が現れた。

おの時は領主からの依頼を突然キャンセルされた上、やたらと挑発的な態度でこちらの神経を逆撫でし、

結果的にその怒りをヒナコデスにぶつけたが故に手痛い敗北を喫してしまったロウジーである。

その男「カシム」に対して好意を持てる訳が無かった。

「なんの用かしら、私の方からは貴方にお話し等無いのですが。それとも私と戦いたいとか?」

「いえいえ、とんでもない。あのB級北斗の二人に勝った貴女に勝てる筈無いじゃ無いですか」

以前と違い丁重な態度を取るカシムであったが、ロウジーの受けた印象は以前と違う。

(こいつ...強い!)

前にあった時はただのムカつく男、しかし今の印象は強者。

自分の実力が上がった事で初めて理解できたカシムの強さであった。

(ラリアットを叩き込んでも躱されるイメージしか湧かない!)

「どうかしましたか?ロウジーさん」

カシムの実力を感じプレッシャーを感じるロウジーであったがカシムは気にも留めず話し始める。

「ロウジーさん、貴女強くなりましたね〜。ヒナコデスさんに勝ちたい一心で強くなったんですか?

でもこのままではヒナコデスさんには勝てませんよ。」

「な!?」

「貴女のラリアット、革命ラリアットとでも言いましょうか。打ち合いになればヒナコデスさんのウエスタン・ラリアットには勝てません。貴女のラリアットは連打前提、対してヒナコデスさんのラリアットは一撃必殺、どちらか勝つか言うまでもないでしょう?」

ヒナコデスへのリベンジの想い、そして自身のスキル名を見抜かれた事にロウジーは動揺する。

「何故ご存知なのですか?私のスキルが革命ラリアットだと」

「フフ、なんとなくですよ。ところで私はー今のままでは勝てませんーと言いました。つまりヒナコデスさんに勝つ方法を伝授出来ると言う事です。興味ありませんか?」

「....教えて頂けますかしら」

「貴女は感情を表に出し戦うタイプですが、それではヒナコデスさんには勝てません。何故ならヒナコデスさんも感情を表に出して戦うタイプだからです。同じタイプであればラリアットの優劣でヒナコデスさんが勝つ事になるでしょう。ですから貴女には氷の精神が必要なのです。この仮面を付け戦うのです。

この仮面を付けた瞬間から貴女は戦う機械、マシンレディとなるのです!」

機械の意味はわからなかったがカシムの熱い言葉に流れてしまうロウジー。

「さぁ付けて下さい、そして仮面を付けた後は喋ってはいけません、口にして良い言葉はガガガ、ギギギ、

これだけです!この縛りが貴女を更なる高みに連れて行ってくれる事でしょう!」

カシムには人の心を動かす才能があった。

もし日本に生まれていれば、健康食品や掃除機をテレビで売り込む仕事に就いていたであろう。

金利手数料も負担していたであろう才能であった。

ロウジーは仮面を手に取り見つめた後、装着する。

「おお!お似合いですよロウジーさん、いやマシンレディ!」

「ガガガ、ギギギ」

「後は私に任せて下さい、最高の舞台をご用意しますよ」

「ガガガ、ギギギ」

ロウジー、いやマシンレディは仮面を装着し高揚していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ