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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
カミルの街
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新女王

その日、ヒナコデスとロウジーの戦いを目撃した人々はヒナコデスの実力に驚愕した。

「血塗れフランケン」の噂は広まっていたので、ある程度の強者だとは理解していたが、

まさか腕で剣を折るとは誰も想像していなかったからである。

そもそも腕で剣を折る事が人間に可能なのか?ヒナコデスは人間では無いのでは!?

人々は「剣を折った腕」に意識を持っていかれたのである。

次に人々が思ったのがウエスタン・ラリアットの威力。

人が回転して頭から落ちる技等見た事が無かった為その威力に畏怖したのである。

ウエスタン・ラリアットを目撃した興奮が鎮まると人々はその日の事を冷静に思い返す。

よく考えてみたら最初不意打ちしてたよね?ひどくね??

相手、女王の異名を持つロウジーだったよね?可哀想じゃね??

最後、右手のサボテン空に突き上げて「良いー!」ってサボテンが良いって事??

それともやっつけて「気持ち良い」って事??

話し合う人々の中でひとりが叫ぶ「新女王の誕生だ!」

誰かがそれに応える「サボテン女王だ!」

人々が叫び始める「サボテン女王!サボテン女王!」

「さぁ皆さんご一緒に!」

「サボテン女王ヒナコデス!サボテン女王ヒナコデス!うおおおおお!!」

盛り上がる広場。市民を煽っていたのは騎士を辞めたカシムであった。

そして市民が盛り上がる中、ロウジーは頭から大地に突っ込んだままの状態で気を失い続けていた。


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