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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
はじまり
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フランケンシュタイナー発動

「くはははははははは、終わってるよ俺。いきなり訳わからんし!なんだこれ!!??」


やり場の無い怒りとストレスで思わず叫んでしまった俺。

「オーク」?は身長2m越え。

実際に力士やらレスラーに会った事があるだろうか?

会った事が無いなら一度は会場に行っておくべきだ。

「オーク」は彼らよりもデカイ!!

万が一にも「オーク」と相対する事になる前に、心構えとして2m越えを経験しておこう。


等と考えていたのがどの程度の時間だったのだろう、数秒なのか一瞬なのか。

迫る「オーク」?は明らかに友好的では無く、奴の雄叫びは威嚇以外に受け取りようが無い。

あの雄叫びが「やあ!調子はどうだい?」的な内容であるとすれば、おれはこの世界に馴染める訳もなく、

早々に死後の世界に旅立つ事になるだろう。


俺は覚悟を決めた。


やった事もない「フランケンシュタイナー」。


雄叫びあげてる「オーク」(仮)

お前が俺の「フランケンシュタイナー」犠牲者第1号だ!


オークの攻撃態勢がそうなのか、威嚇の為なのか、「オーク」は両手を広げつつ今まで以上の雄叫びをあげた。

しかし俺にとっては「フランケンシュタイナー」を決める最大のチャンスに見えた。


走る。


飛ぶ。


「フランケンシュタイナー」を「決める」と決め走り始めた時から俺の体に力が漲る。

飛んだ瞬間から周りの風景がスローモーションのようにゆっくりと流れる。


両足で「オーク」の首を挟む。


両足で挟んだ瞬間、全身に快感が走る!!決まった!決めてやった!!


スローに流れる景色の中、俺の両足に挟まれた衝撃で「白目になりつつあるオーク」を確認。

アドレナリンが分泌されたのか更なる快感が全身を駆け巡る!!


高揚感のまま2m越えの「オーク」の更に上部、風景はかなりの高度。

気合を入れここから一気にバク転にはいる!


一気に加速する風景!


「まわれーーーーーーー!!!!!」


次の瞬間「オーク」の脳天は大地に叩きつけられていた。




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