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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
カミルの街
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英雄ヒナコデス・フランケンシュタイナー

俺は今1日にして大金を手に入れた!

金貨1枚!銀貨で100枚!日本円で100万円パワーだ!きっと。

すげーよ狩人!熊狩り儲かるな〜!つか俺このままだと高所得者まっしぐらだぜ!

やべーよ高所得者!とりあえず飲もう!

なんか遠慮するパーティメンバーを率いギルド内の食事処へ。

此処は混んでる割に空いてるテーブルが二、三有るから助かる。

よし今日は俺の奢りだ!好きなだけ頼め!!

言ってみたいセリフ第8位、社会人編をクリアする俺。

ちなみに社会人編の1位は「今日からこの会社の社長は君だ!」で、

学生編1位は「卒業生代表なんて無理ですよ」だ!

異世界編1位も考えないとかな〜、青春編である程度代用出来るか?


いやそんな事はどうでも良い!まずは乾杯だ!

「行くぞっ!いーち!にー!さーん!乾杯!!」

美味い!ビール美味い!!冒険の疲れが吹き飛ぶ!!

こら堪らない!「お姉さん料理じゃんじゃん持って来て!!」

ふと見ると大人しいパーティメンバー。遠慮してやがる。

もー、しょうがないなぁ。俺ははその日冒険者ギルドに居た全ての人に声を掛けた。

「おーい!今日は俺の奢りだ!皆んな好きなだけ頼め!!」

盛り上がるギルド内、やっぱり宴会はこうでないと!

「お!?おい!?」

ラングがビビってやがる、小心者め。

「酒は楽しく飲むものだ!宵越しの金は持たねー!今日の稼ぎは飲み干す!!!」

「ヒナコデス、お前ホント無茶苦茶な奴だなぁ」ラングが笑いながら言った。

そういえばラングの笑い顔初めて見た気がする。おでん食わせた時の笑顔とは違うな。

俺はその日得た報酬を全て食事代に使い果たし、酒場の英雄になった。



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