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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
カミルの街
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打倒ビッグベア

昨日は結局服買って街を探索して酒飲んで昼から寝てしまった。

昼間の酒は堪らんのだよ!

問題は夜が覚めた後だ、娯楽が無いのだ。

まだ宿で食事が取れたので酒を飲んで楽しめたから良かったが、テレビもゲームも無いこの世界では昼寝は危険だと理解した。退屈で死んでしまう。


新しい朝が来たからには気分一新!

昨日買った服を着て冒険者ギルドに行くぜ!


冒険者ギルドは今日も朝から賑わっている。

さてさてお金になりそうなE級クエストあるかな〜。


クエストボードに近づこうとするとデカイ髭が立ち塞がって来た。

「おい嬢ちゃん、此処は嬢ちゃんの様な子供が来る所じゃないぜ!」

なんか既視感。うーん.....あー!!コイツ一緒に飲んで仲間になったラングとか言う奴だ!


「お!ラング俺の事わかんない?一緒に飲んで仲間になったろ?あーそだパーティでクエスト受けようぜ!

お前らC級だったろ?俺もちまちまE級クエストとか面倒だし一緒にC級クエスト受けようぜ!」

「ぁーもしかしてフランケンシュタイナーさん?」

「ヒナコデスで良いよ!俺たちパーティメンバーだろ?」

俺の渾身の笑顔にラングがドキドキしているのがわかった。惚れるなよ?火傷するぜ?

ラングを引き連れクエストボードのクエストを確認する。

「えーと、あれ?C級パーティだったら上限無しでクエスト受けれるのか、たったら一番報酬高いのは〜

アースドラゴンか!」

「ま、待ってくれヒナコデス!アースドラゴンは遠い!!このビッグシープにしよう!」

ラングが笑顔で意見して来たがビッグシープ銀貨10枚じゃない、5人で割ったら一人2枚ヤダよ。

「銀貨100枚は欲しい!んじゃもう決めたこのビッグベアにする!」

「ひっ!ヒナコデス!ビッグベアは強敵だB級パーティでも苦戦するんだ俺達にはビッグシープが丁度良いクエストなんだ」


「だまらっしゃい!

私が居るのです!ベアとシープ似た様な名前、何方でも同じ事!

報酬が高い方を受けるのがヒナコデスイズムなのです!さー行きますよ!メンバーを集めなさい!」


俺はラング達とパーティ登録をすると街を出てビッグベア退治に出掛けた。

俺が転移した方角と真逆の方向へ小一時間歩き、森の中へ突入。

パーティメンバーには狩人が居て、ある程度モンスターの位置を把握出来るらしく道に迷う事も無い。

「マズイ何かくる恐らくゴブリンだ」

途中で狩人がヒソヒソ話して来たがゴブリン程度に隠れる趣味は無い。

「俺の名前はヒナコデス・フランケンシュタイナー!命が惜しく無ければ向かって来るが良い!!」

と叫んでやるとゴブリン達は命が惜しく無いらしく俺に次々と向かって来た。

ミドルキックの位置が丁度ゴブリンの延髄に当たるので一匹に一発、大体20発位で生きているゴブリンは居なくなった。

「へはぁ!へはぁ!ゴブリン程度準備運動にもならないぜ!へはぁ!へはぁ!」

ゴブリン討伐証明の為に無限リュックに収容していると、血の匂いに誘われてカラス位の巨体な蜂が集団で飛んで来た。

「キラービーだ!!マズイ!!!」

誰かの叫びが聞こえた。

俺は生物の中でスズメ蜂が一番嫌いである。可愛い蜜蜂と違って凶悪な顔!

そして集団で襲い掛かる性質の陰湿さ!

家の屋根に巣を作られた際、フルフェイスヘルメットを被り殲滅した「あの日」の熱い気持ちが蘇る。

「キラービー!貴様は俺を怒らせた!」

ゆっくりモードを発動し本気毒霧で迎撃、蜂は次々と墜落して行く。

本気毒霧は虫退治に丁度良いな〜。

キラービーを殲滅し振り返って見るとパーティメンバーは泡を吹いて倒れて居た。風下だった。

「やっべー!!!!」

俺は慌ててサボテンポーションを作成、パーティメンバーの口へねじ込んでやる。

慌てて作ったので棘だらけだが気にしない。

急いだ甲斐もあり、程なくパーティメンバーは復活。

少し悪かったと反省し、おでんを振る舞う事にした。

「...美味い」

遠慮して中々食べようとしなかったが、一度食べてしまえばこちらの物、ジャパンプレミアムのおでんはパーティメンバー達の胃袋を掴む事に成功したのだ!

キラービーを無限リュックに収容していると、

パーティメンバー達が「もう充分儲かりましたよヒナコデスさん!!」としきりに帰る事を主張する。

どうやらキラービーの素材は高値で売れるらしい。

そういえば何とかウルフとか何とかオークリュックに入れっぱなしで忘れてたわ。素材売るって発想を忘れてたなー。

いやそうじゃ無い!俺は打倒ビッグベアで此処まで来たのだ!

古くから敵に背を向け無い勇敢な戦士を猪武者と言って尊敬していたという!

俺は生粋の猪武者なのだ!!

あ〜でも熊退治に来てるから熊武者になるのかな?まーいいや。

「みんな聞くんだ!ビッグベアの脅威で困っている人々の為、我々は撤退する訳にはいかないのだ!」

俺の熱いメッセージに心打たれたメンバーは黙ってビッグベアの住処へと歩き始める。


ビッグベアは大きい熊だったが、日本でも普通に「熊殺し」とか居たし、ニュースで「空手家が熊退治」とかあったので特に気にせず「逆水平チョップ」を2〜3発食らわせ、怯んだ瞬間に背後へ回り「ジャーマンスープレックスホールド」で固めてやった。

せっかくホールドしてるのにメンバーは動かない。少しイラッとした。

「ほらトドメ刺して!?」

ジャーマンが結構大ダメージだったのか、すんなりメンバーがトドメを刺してビッグベア討伐は成功を収める。

例のごとく無限リュックにビッグベアを収納し街へ帰る。

ギルドでビッグベアとキラービーが高値で買い取って貰え、なんと一人金貨1枚貰えた!

銀貨100枚分!大体イメージで100万円だ!!

これ半年は遊んで暮らせる!!と思った瞬間、例の慰謝料に金貨があった事を思い出した。

一年遊んで暮らそう!


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