宿屋
新しい朝が来た!希望の朝だ!
と言いたいところだが、俺は酒を飲んだ次の朝はテンションが低いのだ。
うーむダルいしやる気出ねー。
よし二度寝だ。
新しい昼が来た!希望の昼だ!
イヤいいねーここの宿屋!宿屋じゃないもはや旅館!!
つか普通宿屋に大浴場無いよね!?旅館だよね!?ここ!!
用意されたローブに着替えている間に衣服の洗濯してくれるってどんだけサービスしてくれんの!?
おもてなしか!?おもてなしなのか!?
そして今食べてる昼食が美味すぎる!!
カニだよカニ!!ボイルされたタラバガニ!!
何この旅館!?元取れるの!?
イヤ落ち着け俺!俺は「赤毛連盟」を読破した女だ!考えるんだ!
串肉が銅貨1枚だったから銅貨1枚=100円と考えて、ここが一泊銅貨50枚。5000円か?。
日本のビジネスホテルと考えたら銅貨50枚か...イヤ待て!カニは無理だ!カニ付き旅館は1万パワー超えだ!
しかもここの食事、お代わりし放題くさい。離れた席の奴がスープお代わりしたぞ今!
凄いな異世界、カニ食べ放題で5000円かよ温泉付きで。
まー洗濯は魔法で一瞬で終わったの見てたし、温泉も魔法で解決コスト0とかなのかもなー。
水の魔法でバーって!0円溜まった水に炎の魔法でバーって!0円。
これ、この世界と日本繋がったらサービス業惨敗じゃね?
なんか悔しいなーチクショウ!
悔しいからカニ食べまくって赤字にしてやろう。
「すみません、カニ大盛りでお代わりください!」
「カニ?.....ああビッグスパイダーですね、かしこまりました。」
その日以来、ビッグスパイダーの事を考え無いようにしていた俺だったが、「赤毛連盟」を読破した名推理の持ち主であるが故に、ビッグスパイダー討伐クエストから戻る冒険者達を観察する事でどうやらビッグスパイダーは下水道に大量発生している事を悟ったのであった。




