表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
カミルの街
25/256

屋台での戦い

「なんか親切な兵隊さん達だったなー」

俺はさっきの兵隊さんらを思い出しながら歩いた。

やれ歯を磨けだの、たまには靴を磨けだの、街では兜を取れだのお前らお母さんかよ!

歯磨き位一人でやれる!!

マスクをリュックに入れペットボトルの水で口をゆすぐ。

ふと靴を見ると狼の肉片が付いていて、まるで犬のフンを踏んでしまったあの日のようだ。


色々と思い出すうちにだんだんとストレス値が上昇してくる。

「親切」では無く「歯磨きも出来ない」と馬鹿にされていたのか?!

犬のフン踏んで放置してる可哀想な子供に見られていたのか!?

むーイライラするぞー、街に入る前も変な奴らにしか遭遇しないしキー!!!


俺はイライラを忘れる為、街の中を探索する事にした。

街は城壁に囲まれているがかなり広そうだ。

メインの通りと思われる道は商店が並び活気に溢れている、城壁の門から出たすぐそこは広場になっており、屋台が立ち並ぶ。

ここの屋台広場が俺の戦場になりそうだ。

敵に勝つには相手を知らねばならない。

俺は屋台で売ってある食べ物を食べ歩きする事にした。

「すみません、この串肉1本ください」

「あいよ、銅貨1枚ね」

屋台のおばさんから串肉を受け取る、銅貨ってどれだ?

俺は両手剣拍手男から受け取った慰謝料が入った小袋を覗いた。

(コイツだろうな)

一番多く入っていた10円っぽい色の貨幣を渡す。

「まいどありー」

正解のようだ。少し安心して謎の焼き串を口元に近づける。

香ばしい!炭の香り?が鼻に届く。

食べてみる。

ショックだ.....美味すぎる。こんな美味い肉は初めてだ。

串肉を一気に食べる終わる。

隣のパンに肉を挟んだハンバーガーっぽいのを売ってる屋台に行った。

「銅貨2枚ね」

2枚のパンに挟むのでは無く1個のパンに切り込みを入れ間に肉や野菜、そして謎のソースがかけてある謎バーガーは、あの美味かった串肉を更に超える美味さだった。

その後何件か屋台を回り、謎のスープを飲み干した後俺は理解した。

(おでん革命は不可能だ)

そう、屋台のプロ達が作る美味すぎる食べ物の数々は、おそらく日本のB級グルメグランプリを席巻するレベルであり、それに比較すると「俺のおでん」はあくまで「凶器」レベル。

真のおでん屋が心を込めて作った「おでん」であれば太刀打ち出来るかもしれないが、相手を火傷させてやろうと必要以上に煮込んだ悪意ある「凶器用おでん」だけではこの界隈で生き残るのは不可能なのだ。

おでん屋チートはチートではなかったのか。

「よし冒険者になろう」

落ち込んだ俺は気持ちを切り替え教えてもらった冒険者ギルドへ向かう事にした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ