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異世界フランケンシュタイナー  作者: 雪村宗夫
はじまり
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フランケンシュタイナー

「フランケンシュタイナー」という技をご存知だろうか。

決して「フランケンシュタイン」的な怪物などではなく、見た目的には凄まじく派手なプロレスの技の一つである。

どう派手かと説明すると〜

1 対戦相手の首目掛けてジャンプ。 2 相手の首を両足で挟み固定。

3 そのままバク転(!?) 4相手をバク転の勢いで投げ飛ばす。

このような感じになる。

相手を丸め込み3カウントを狙うと「ウラカンラナ」になったりするらしいが詳しくはわからない。


しかし何故いきなり「フランケンシュタイナー」の解説を始めなければならないかと言えば、

俺のスキルが「フランケンシュタイン」ではなく、「フランケンシュタイナー」であり、

目の前には明らかに俺を「ご馳走」と考えているであろう「オーク」?と対峙。

いきなり「異世界」であろう場所に飛ばされた俺が戦わざるを得ない状況に追い込まれ、

「フランケンシュタイナー」でどうしろと!?とやり場の無い怒りに現実逃避したからである。


いやいやスキルが「フランケンシュタイン」なら理解できる。

おそらく不死身で強く、そこそこ無敵なのだろう。「毒無効」とか当然つくだろう。

ここは「フランケンシュタイナー」では無いぞ!?会った事もない神よ!?


などと現実逃避していたが、もちろん目の前の怪物は待つ気は無く、凄まじい雄叫びをあげ襲いかかろうとしている。

目の前とは言っても距離的には約10M。

俺に残された選択肢は2つ。


1 全力ダッシュで逃亡。

2「フランケンシュタイナー」に全てを委ねる。


1解 いやいや、「オーク」?絶対足速い。熊が時速20kmとか聞いた気がするし熊より早いぞ絶対!

2解 待て待て、「フランケンシュタイナー」相手の口に股間晒してる!!喰われるよ股間!?


「くはははははははは、終わってるよ俺。いきなり訳わからんし!なんだこれ!!??」

突進してくる「オーク」?に対し、

俺はただ喰われるくらいならとスキル「フランケンシュタイナー」を発動した。




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