『番外編その5！』
『サシ勝負』
カズキ「ところでオロチさんって誰にやられたんですか？ やっぱり勇者ですか？」
オロチ「いんや、ドラゴンはんや。急に来て戦え〜言いよったんや」
カズキ「あぁ……確かに言いそうですね」
オロチ「わいも中々強いけんど、ドラゴンはんには敵わへん」
カズキ「その……もし良ければどんな感じでやられてしまったのか、お聞きしてもよろしいですか？」
オロチ「お〜！ かまへん、かまへん！ ……あれは嵐の夜やったんや…」
ドラゴン「オロチ、俺ト勝負ダ」
オロチ「ドラゴンはん……せやけど、わいはあんさんには敵わへん」
ドラゴン「イイカラ飲メ」
オロチ「ほんに、忙しない人やなぁ」
カズキ「ちょっと待ってください」
オロチ「なんや？」
カズキ「飲めって何ですかね？」
オロチ「そりゃ、お酒や」
カズキ「あんた、お酒飲んで死んだんですか！？」
オロチ「せや〜、8つの首、全部同時一気飲みしたらころっとな〜」
カズキ「今日から禁酒してください」
オロチ「そんな、殺生なこと言わんといてや〜！」
『お仕事』
魔王「こはるんこの案件なんだけども……」
小春「それやったら、あこの方がえぇと思いやす」
魔王「そうね、それなら消費も抑えられるしそっちにしましょう」
小春「コンプライアンスの確認はうちのチームに任してあるさかい。この運びなら上半期中には実装できる見込みどすえ〜」
魔王「ねぇ、こはるん」
小春「なんやろか、魔王はん」
魔王「異世界グラムに写真をあげたいんだけど1枚いいかしら？」
小春「ふふっ、かまへんよ〜」ぴーすっ
『お電話』
レヴィア「………………」とてとてっ
レヴィア「………………」とてとてっ
マリア「レヴィアさん、少し落ち着いたらどうかしら？」
レヴィア「ですが……！」
マリア「魔王様も付いていることですし、大丈夫ですわよ」
レヴィア「カズくんに何かあったらわたしは……」
マリア「それなら、電話してみたらどうかしら？」
レヴィア「もうしました」
マリア「はぇ？」
不在着信145件
カズキ「なんじゃこりゃぁぁぁあ！？」
おわりデス！
