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『番外編その30!』


『運転』


魔王「イシぽよは現地に移動魔法で来るそうよ」


カズキ「俺たちはどうしますか?」


魔王「そうね…………車で行きましょうか、マリアもいる事だし」


カズキ(……ってなると4人乗りか、いつもの車は2人乗りだから使えないな)


魔王「たまにはわたしが運転してあげるわ」


カズキ「魔王様運転出来たんですか!?」


魔王「当たり前じゃない、はい、乗った、乗った」


カズキ「じゃあ、自分が助手席に」


レヴィア「では、わたしとマリアさんは後ろに乗りますね♪」


マリア「はーなーしーて、くーだーさーいーな!」


カズキ(頑張れ、マリア)





カズキ(ヤバい、自分で運転しないと酔うかも……)


魔王「はい、じゃあ出発〜♪」


カズキ(…………エンジンの音がしない、ハイブリッドカーだからだろうか…………って!)


カズキ「魔王様! ハンドル! ハンドル握ってください!」


魔王「何故かしら?」


カズキ「曲がるときどうするんですか!?」


魔王「こうよ」


まおうは じゅうりょくまほうをとなえた! ▼


カズキ「はぁ––––––––––––!? 車浮いてるんですけどぉ!?」


魔王「これなら、乗り物酔いしないでしょ?」


カズキ(だから、エンジン音がなかったのか……)







『かっけぇ』



カズキ(やべっ、遅刻だ!)


カズキ(確か、今日は魔王城を見学にくる子供達を案内する予定だったはず……)


カズキ(オフィスに顔を出そうと思ったが、時間がない)


カズキ(直接、子供達が集まっているはずの正面玄関に向かおう)







カズキ「よし間に合っ…………アレは、小春ちゃん?」


カズキ(何をしているのだろうか?)


小春「……いくで〜? オーダー無限アンリミテッド時間タイムワークス〜!」


子供達『小春ちゃんかっけー!』


小春「せやろ〜?」


カズキ「………………」


カズキ(よし、俺も……)


カズキ「ふははははははっ! 待たせたな! 我は宵闇の魔王、時の支配者!」


子供達『よ、よいやみのまおーだ! かっけぇー!!』


カズキ(やばい、結構楽しい)


小春「時の狭間は等に過ぎておるぞ、宵闇の魔王」


カズキ「…………へっ?」


小春「若き天使達を退屈させるとは、聖痕を汚すに等しい」


カズキ「………………」


カズキ(何言ってんのこの人!?)


小春「しかし、我は災厄の終焉を見届ける必要がある」


カズキ「…………は、はぁ」


小春(子供達のお昼ご飯は、うちが用意しとくさかい)こそっ


カズキ(あ、あぁ、分かった)こそっ


小春「また会おう、宵闇の魔王」


子供達『小春ちゃんかっけー!!』


カズキ(…………俺が遅刻したから、子供達の相手をしてくれていたのかな)


カズキ「………………」


カズキ「では、馳せ参じよう、まずは魔王が座す座標へと向かう、この先は危険だ、心して付いてくるがよい」


子供達『よいやみのまおーかっけー!!』


カズキ (超楽しい)




『シャンプー』



レヴィア「魔王様、かゆい所はございませんか〜?」


魔王「まるで美容院ね」


レヴィア「ふふっ、そうですね♪」


魔王「ねぇ、レヴィア」


レヴィア「なんですか、魔王様…………あっ、ひょっとしてシャンプーが目に染みてしまいましたか?」


魔王「大丈夫よ」


レヴィア「それでは、なんでしょうか?」


魔王「レヴィアって髪の毛を洗うの上手よね」


レヴィア「指の腹で、あまり力を入れずに洗うのがコツなんですよ〜」


魔王「他にもコツってあるのかしら?」


レヴィア「そうですね…………シャンプーはよく泡立ててからとか、シャンプーをする前にブラッシングをするなど色々あるのですが……」


魔王「ふむふむ」


レヴィア「1番大事なのは、耳です」


魔王「へっ? 耳?」


レヴィア「耳って結構、シャンプーの洗い残しなどが残ってしまう事があるので、ちゃんと洗い流す必要があるんですよ〜」


魔王「なるほどねぇ」


レヴィア「あ、流しますね」


魔王「お願い」


勇者(………………百合の香りがするわ!)


リリィ(なぜ、勇者さんがいるのでしょうか?)



おわりデス!


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