『番外編その3!』
『お誘い』
神様『ま〜ちゃん、ちーすっ』
魔王「どうしたの? 何か用かしら?」
神様『今度あーしと、人間界の遊園地に行こっ?』
魔王「今は仕事中よ、業務以外の電話なら後にしてちょうだい」
神様『い〜じゃん、い〜じゃん! ねぇ〜 ま〜ちゃんいこーよ〜!』
魔王「ダメよ、魔王城に魔王不在でどうするのよ?」
神様『あの新入りくんにやってもらう〜的な!』
魔王「彼のHP24よ? すぐに貴女の所に行くわよ」
神様『ならレヴィアたんは? みたいなっ』
魔王「そうね、彼女なら任せ……って行かないわよ⁉︎」
神様『一緒に遊園地に行った写真、異世界グラムに上げたらイイネ沢山貰えるかもよ?』
魔王「………………」
神様『ま〜ちゃん、どうする〜?』
魔王「つ、次の休みに考えておくわ……勘違いしないでよ! 神龍の原稿を持って行くついでよ! ついで!」
『百合神龍』
魔王「あら? カズキくんは?」
レヴィア「神龍様の所へ行くと言っておられましたよ」
*
神龍「ほれぇ、コレがわしの新しい漫画じゃ……よんでみぃ」
カズキ「失礼いたします」
『雅さんタイが曲がっていてよ?』
『ありがとうございますわ、麗華さん』
カズキ「ほう、百合漫画ですか……いいですねぇ」
神龍「じゃろう? 若いのほれ、こっちにきてこのシュワシュワする甘い飲み物も飲むとえぇ……」
カズキ「……いただきます、ごくっ、ごくっ……ぷはぁー! このドクぺ美味いですね!」
神龍「この缶と言うものは開けにくいのぉ……じゃから上をスライスしておるんじゃよ」
カズキ「それだと飲み口で口を切ってしまう可能性がありますよ……ストローというものがございますが、いかがいたしましょう」
神龍「ほぅ……これは見事なり。軽く吸うだけでドクぺが飲めるのぉ」
*
魔王「ねぇ、もう夜なんだけど?」
レヴィア「本日は神龍様の所へ泊まると先ほど連絡が……」
魔王「減給ね」
レヴィア「そうですね」
『マリアの日常』
マリア「髪の毛をくるんくるんにするのが面倒くさいですわね……」
マリア「今日は気分を変えて、まとめる……だけにいたしましょう!」
マリア「決して手抜きではありませんのよ?」
マリア(あら? 前髪が長いですわね……切ってくれる人もいない事ですし、自分で切ってしまいましょう)
*
マリア「ごきげんよう、レヴィアさん」
レヴィア「おはようございます、マリアさんっ、素敵な前髪ですね♪」
マリア「……少し切りすぎてしまいましたのよ!」
魔王「可愛いわね」
カズキ「魔王様、我々の魔王城公式異世界グラムに写真をあげたらどうですか?」
後日、魔王城の公式異世界グラムにアップロードされた写真にはイイネ!が14575件付いていた。
おわりデス!