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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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明晰夢 屍村

作者: 微睡み朧猫

またこの世界にやって来てしまった!


今回の世界は死体を飾る大きな村だった。

その村は全てが村人達の遺体を積み重ねられた物であり、住居の壁や天井、吊り橋や柵などありとあらゆる建造物が村人達の屍で形成された恐るべき場所だった。

彼らは先祖代々、昔からそうして暮らして来たらしく、カリカリに乾いたミイラから腐敗し内蔵が飛び出たもの、または頭だけの屋根と 全て村民の軀だった。

中でも一番驚いたのが子供達の遊具であろう大量の遺体をまるで網のように繋いだアスレチック風な網渡りだ。

遺体を幾重にも大の字にし手足を縄で結び吊し上げた遊具にぶら下がり激しく揺さぶる。すると項垂れた頭がぶらぶらと不気味に揺れているのだ。

しかしながらこの風習は彼らにとって日常であり日々の生活なのだ。


夢の中の私は堪らず吐き気を催し血反吐になるまで吐き続けていた。


余談だが、明晰夢内にはどうやらかなりの世界があると最近気付いたのだが、その夢を現実世界へサルベージ出来るのはまだほんの1部のようだ。

今回のように大量の遺体や食人族のようなかなりグロテスクな夢はつい最近持ち出せる事が出来たらしい。

そして明晰夢と分かっていてもこの類いの夢は夢とは理解してはいるがコントロール出来ない事も分かってきた。


明晰夢は大概は楽しいが、出来ればこの世界にだけは来たくない。


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