第3狩.150年振りの殺人事件
「晶子ちゃんまた明日ね!」
「うん、また明日!」
そして友達の譜代こぶしと別れた風上晶子は手を振ってバイト先のコンビニに行った。
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2745年1月31日
世界共通の法律が決まった。法律名は《厳禁法》
[名前の通り絶対に犯してはならない罪。これは世界共通の法律、例え国は違えども法律は同じ。国だけでなく国の地方にもこれ以外の決まりは作られていない。何故なら全て有りそうな大罪から細かい小罪まで書かれている。これを破れば厳禁の名の通り厳しい罰が与えられる。例えば、人を1人殺すと殺した罪人だけでなくDNA上の血のわずかでも繋がった者は死刑…な程では無いが楽園送りされる。名前の通り行けば楽しいのは確かだがその楽しいの真の意味はそこには厳禁法が適用されない。つまり監視官が八つ当たりで楽園送りされた囚人を殺しても監視官は罪には問われない。囚人同士の喧嘩でも厳禁法は適用されないが勿論監視官に例えば暴言で有ろうと監視官にほんの少しでも苛立たせればその囚人は明日から消える。噂ではそれから毎日死以上の苦痛に会うこととなる。]
《厳禁法》が制定された頃はまだその恐ろしさを知らずに犯罪も多かったがたった3日で世界中の人間はその恐ろしさを知ってそれから100年以上もの間年間犯罪率は0.01%を下回りやがて0にまで達した。
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2889年12月31日21時58分
《厳禁法》の制定から150周年まで後2分。もう少しでテンプル騎士団の偉業が150年に成り立つ時が来る。だが年が明けた瞬間150まで1秒と言うところで不審死した人間がいた。そんな事によりテンプル騎士団を讃えるテンプル祭りが始まりもせずに終わった。
そしてそれは一気に世界に広がりその事件が浅草の2番商店街に起きたので事件名が《浅草2番事件》と呼ばれた。
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「晶子ちゃんあけおめ!」
そう言ってくるのは親友のこぶしである。
「うんあけおめ!」
そう言って笑顔で返した。
「でも残念だったね〜テンプル祭り見たかったのに〜」
そう、テンプル祭りは何処かのバカが人を殺したせいでテンプル祭りが中止になり学校が本来テンプル祭りで10日遅れて始まる筈だったのにそれが通常運行となった。
するといつの間にか目の前にいた図隊のデカイ2人のサングラスに黒いネクタイにスーツと言う昔の《ドラマ》と言うDVDに出てくるSPみたいな格好だった。現在は厳禁法にも定められているので娯楽で事件に発達しそうなゲーム、ドラマ、映画、漫画、小説、サイトなどなどが消えた。職業の警察や軍隊(自衛隊)は国ごとに定められた11家しか出来ない。
「すいませんが浅草2番事件の重要参考人として強制連行させて頂きます。」
その場の空気は一瞬にして南極以下の温度まで冷めた。




