表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラブサーフィン  始の章  作者: エムト
8/119

アイの部屋

アイの部屋





そして、喫茶ラーニンを後にして、ジェイの家へと向かった。

電車に乗って、みんなが忙しく出勤してる中、ふたりは、楽しげな恋人同士であった。


家を見て、アイはびっくりした。おおきな2階建ての新しい立派な家だったのだ。

門の柱の上には、石で出来た両刃剣を持った猫の像が置いてあった。


「この猫は、なに?」

「ああ、これは、厄除けというか、招き猫ではなく、守り猫だね。剣を持って家を守るというところかな。

父の趣味だよ。父からもらったんだ。特に意味はないんだよ。」


「これからは、ここがアイの家だ。そして、ぼくとアイの城だよ。

ここは、ぼくひとりだけで、親は、別に住んでいるんだ。

どうぞ、アイの家へ。」


ジェイは、ドアを開けて、アイを先に入れてくれた。

シンプルな装いの家の中だった。


「先に、アイの部屋を見せよう。」

中に入って、アイは、びっくりした。

「ひろいわ。すごい。ここに来て。、びっくりばかりね。

これ、全部使っていいの、!?」


「ああ、いいよ。

悪いけど、ここは、僕らの活動拠点としても使おう。いいかい。」


「いいわよ。ジェイの家だから。」


「この家の各部屋は、鍵がかかるから、この家の全部が空く合鍵を渡しておくよ。」

そして、一つの鍵を渡してくれた。


「ありがとう!、それで、聞いておきたいんだけど、おとうさんは、何をやっているの。こんなすごい家をあげるなんて。」


「まあ、父もすごい人だけど、この家は、僕が造ったんだよ。自分の金でね。」


「嘘でしょ。」


「いや、嘘じゃない。」


まだ、ジェイは、25歳であった。

大学出て、そんなに経ってないのに、、こんなすごい家を買うとは、それに喫茶店も持っていて、専属の弁護士がいる。

アイには信じられなかった。

アイは、ジェイが大学を出ていると思い込んでいた。


まあ、前の世界では、城を持っていたから、不思議ではないといえば、そうなのだが、あれは、親から譲り受けたものだ。そのようにアイは思っていた。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ