思考少女は床の上 “言葉”
言葉の力は素晴らしい。どれだけ思っても伝わらない。しかし言葉は伝わる。言葉は表現者だね。
この表現者は、私にも他人にも語りかける。しかし、ときとしてその語りかけは上手くいかない。素晴らしくとも100%の伝導率などあり得ない。そんなことが上手くいくならば、世界は大きく変わるだろう。いや、本当は変わるのかもしれない。人がその力を信じていないだけなのかもしれない。
言霊はある。誓いの言葉は重みがある。言葉にすれば、なにかが変わり、動き出す。そんな場面はいくとも見てきたし、体験してきた。信じられないのはなぜだろう。
私は、そんな力や重みや変化を拒んでいるだけなのかな。力を知っているからこそ、その力を恐れ、否定する。ただただ臆病なだけ。
今夜も“寂しい”と呟いてる。こんなときだけしか、言葉を使えない。