表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀ イストリゲ~ム  作者: 雪*苺
序週【 提案 】
6/156

♥ 提案 6 / 瀬戸瀬 克慈

 

克慈

、楽しそうだね。

  なんの話でがってるの? 」



 から離れたのか、かつしげから離れたのかは分からないけれど、背後からかつしげに話し掛けられた。



惠美

「 わっ?!

  吃驚した〜!

  もうっ、驚かさないでよ〜!

  ──かっちゃん、聞いてよ〜。

  ようともちゃんがね、2人して酷いんだよ〜! 」


克慈

「 ふぅん?

  なにが酷いの? 」



 私は、ようよしともが、お腹を抱えて笑っている理由を真剣な表情で、かつしげに話した。



克慈

……、話題がズレてるよね 」


惠美

「 はぁ?

  が?

  別にズレてないと思うけど?

  それより、かっちゃんもようともちゃんに言ってあげてよ! 」


克慈

「 2人になにを言うの? 」


惠美

「 んもう、とぼけちゃって!

  決まってるじゃんか。

  『 糸なし糸電話ごっこしてたよ 』って事だよ!

  ねぇ、言ってよ。

  いいでしょ? 」


克慈

「 …………。

  じゃあね、



 かつしげは無防備な私の頭に右手を乗せてた。


 私が20分も時間を掛けて試行錯誤しながらセットした髪をクシャクシャにすると、笑いながらの元へ戻って行ってしまった。



惠美

かっちゃん……。

  言ってくれてもいいのに……!! 」



 なんなのさ、かつしげのケチケチおとこ!!


 今からかつしげの事はケチって呼んでやるんだからね!!


 なんですか?


 私のお願いを聞くよりも、の隣にる方がいいって事なの?


 私のお願いを聞くよりも、の胸の方がいいって?


 私にだって──ほどではないけど、ちゃんと胸は有るんだからね!


 ………………ようなお胸たんには敵わないですけど!!


 の胸にも敵いませんけどねっ!!!!


 ちくしょう!


 …………、なんに負けてるみたいでムカつく〜〜〜!


 だって持っていないさが、私には有るんだからね!!


 ……………………なぁんて、大声で言えないの。


 それにしても、なん此方こっちたんだろう??


 かつしげとき(どき)──、ほんにわけが分からない事をする。


 あっちにると思ったら、隣にたりとかね!


 たなら「 たよー 」って声を掛けてくれればいいのに、かつしげったら私が気付くまで、黙ったまま待ってるとかするんだよ!


 かつしげなにを考えていて、なにがしたいのか意味不明過ぎる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ