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『0』 プロローグ

普通の、平凡な会社のオフィスに怒鳴り声が響いた。

「何でこんな単純なミスするんだよッ!」

「はぁ、すみません・・・」

どうやら普通の、平凡な会社員、<山田紀幸(ヤマダノリユキ)>が怒られているようだ。

紀幸は“この会社”に勤めるサラリーマンである。中肉中背よりやや痩せ気味、手先は器用で料理が得意という事以外はこれといって特徴のない、まさに『吉良吉影』の様な男だ。

「すみませんじゃないよッ!お前このミス何個目だと思ってるんだッ!?」

「えっと、42個目ですね・・・」

とにかく紀幸はミスが多い。なぜか?“この会社”が彼に向いてないからである。

「42個目ですね、じゃないよッ!ったく、もうお前明日から来なくていいからなッ!」

「はぁ・・・」



・・・次の日、あっさりと会社をクビになった紀幸は自宅で求人雑誌を読んでいた。

「あーあ、流石に7回も会社クビになると精神的にまいってくるわな。どっかに俺に向いてる職業でもないかねぇ・・・?」

と、紀幸の目はページの隅っこに小さく書かれた文字を見つけた。


刑務所料理人(ジェイルハウスコック)募集中、志願者は○○事務所まで”


「・・・!?これだッ!!」

そう叫ぶと紀幸は一目散に指定の事務所まで駆けて行った。




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