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 アイはガラス管の中、眠っているようだ。脱力して、動かない。


 アイ、お前が好きだ。私は心の中で呟いた。いや、もしかしたら声に出していたかもしれない。

 好きだ。好きでたまらない。私はお前の為だけに生きている。逃げて逃げて、全てを失って。もうお前しかいないんだ。

 お前に殺されたい。

 身体を大にして、ガラス管を抱き締めようとする。到底アイには届かない。最期の瞬間に、お前を抱き締められるだろうか? 抱き締めながら、死ねるだろうか? 完全な存在になっていくお前を見届けながら死ぬ、これがどんなに幸せか。

 アイ、お前が好きだ。

 ガラス管越しに届かぬ距離を、嘆いて、泣いて、泣いた。

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