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 今日も気温、湿度共に異常なし。今日は彼女が生まれ変わって4日目、まだまだ不安定だろう。細心の注意を払わねば。

 私の目の前、映画などでよく見るであろう円柱状をした3メートルほどのガラス管がある。その中に、1つの命があった。今もガラス管の中を元気に泳ぎ回っている。

 私はその生き物に「アイ」という名を付けた。理由は……私が分かればそれでいい。

 そろそろご飯の時間だ。私は既にアイのご飯を手に持っていた。持ち手のついているゲージの中、うねる大蛇。私はガラス管にらせん状に作られた階段を上り、上から大蛇を投げ入れた。大蛇は驚いたように身体をうねらせて泳ぐ。

 それを目で追いかけるアイ。長い口吻にギザギザ模様、手足のない胴体は細長く、それもまた蛇のようであった。

 アイは鋭い光を宿した瞳で自らの倍はあるであろうその大蛇の胴体を見据え、ゆるりと近づき、その口吻を大蛇の腹部へ突き刺した。

 ガラス管の中、鈍い赤が舞う。

 大蛇は逃れようと身体を捻じらせ暴れるが、アイはそれに構わず、ごくりごくりと喉を動かし、大蛇の血、体液をすする。数分とたたないうちに、大蛇は絶命するであろう。

 私はその様子を眺めながら、笑みをこぼす。

 さて、明日は誕生5日目、アイの身体の状態を調べなければ。

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