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生と死を考える

十分生きたとも、死にたいとも思わない。

何時かは、死ぬだろう。

それでも、今はまだ生きて居たい。

生と死を考える



 私は、大した事は言えないが、常に生と死について、問い続けている。

答えが出る訳でも、見付かる訳でもないが、問い続けようと思い、考え続ける事にしている。

一応の答えが出るとしたら、それは私が死に面した時だろう。


 私は、生きている事を、苦痛に感じ、死にたいと思った事も有る。

死にたいが、生きたいとも、思っていた。

どちらが正しいのか、悪いのか、答えは出ない。

だけど、まだ、生きている。

それが、答えでもあるが、その時、死んで居ればと考える事も、また有る。



 死んでも構わないから、旅に出た事も、有った。

出た途端、死にたくないと思い、何が有っても、生きて帰る!と、決意した事も、有る。


 死を厭いはしないが、生きる事にも、疎みはしない。

訳が判らないが、それで良いとも思う。


 答えはまだ、見付かってもいないから。

生きる事を、生きている事を、どう考えるか。

意味が有ると考えるのか、意味は無いと考えるのかは、それぞれ。

私は、意味は有ると思う、生きて居たいと思うから、それだけの意味は、有ると感じる。


 意味が無ければ、死んだ方が良いのかは、判らない。まだ生きている事や、死んでいないのだから、生きて見ようと考えている。



 私には、未練が有る。

そう大層なモノではないが、まだまだ、死にたいと思うほど、生きては居ないのだと考える。

何時までも、生きては居ないだろうが、それが今だとは、考えていない。

それでも、何時かは、死ぬだろうが、もう少し、もっと、ずーっと先である事を望む。

 その時、どうなっているかは判らないが、目指せ大往生!を目標にしている。


 旅先の客死に憧れる事も有った。

道半ばで野たれ死ぬ事も、覚悟した事も有った。


 でも、まだ生きているのだから、まだまだ、この世を楽しみたいとも、感じている。



 死ぬ事は、怖い。

死んでしまったとしたら、怖い。

死ぬと判ってしまったら、怖い。


 何故、怖いか。

何も出来なくなってしまう事が、最も怖い。


 その時には、未練は無いかもしれないが、何も出来ないと言う事が、今の私には、怖すぎる。

生きる事が辛くても、生きている事の方が辛くても、何も出来なくなる事の方が、最も怖すぎて、私は生きたいと思う。


 何時かは、もう良いかな?と思う時が来るまでは、生きて居ようと思う。

その時に死ねるかは判らないし、何時かお迎えが来た時にでも、どうするかは、考える事にしよう。

どうなるかは、まだ判らないし。



 だから、私は、まだ死にたくは無い。

まだまだ、答えは出ないが、一応、今の段階では、生きて居たい。

まだ、死にたくは無い。

また、考える事が有り、別の答えが出た時は、それも書いてみようと思う。

まだまだ死にたくは無いし、死ぬ気も無い私。

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