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幸せな人生

作者: 息切れ


小学生6年生になったとき、塾で

「君たちは中学0年生だ、今頑張ると中学校の勉強が楽だから」

と言われて、最後の春休みは毎日、自習室に通った。


その甲斐あってか、中学では勉強ができる方で初めての三者面談のとき、地元で1番良い高校を受けてはどうかと担任に勧められた。

「良い高校に行けば、良い大学には行きやすいよ」と

そのとき、自分に勉学の才能があるように思い。勉強せずに次に試験に臨んだら

あっという間に抜かされていった。だから、自分に努力が必要なんだと思って、またそこから頑張った。

無事に志望した高校に入り、努力を重ねて良い大学にも入学できた。


ほっと一息つきたいところだったが、講義の中でいろんなグラフでこれから良い人生を送るには新卒就活が重要だと説明を受けて一回生から就活に取り組むことにした。そのバイタリティーが認められて、2回生の秋には、流企業に内定をもらった。努力は必ず身を結ぶのだと実感した。働くまでには、少し時間があるが、早く昇進できるように、大学生のうちから英語であったり、業務に使うスキルを習得しておいた。


実際に働き始めると、収入の良さとやりがいこそあるが、仕事は激務で、自分の期待に答えるための努力量が体の限界値を超えた。


約束されたと思っていた良い人生を送る前に亡くなったしまった。

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