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ちくちくと嫌気のさす言葉

 カウンターパートの係長からの仕事指示が小姑こじゅうとみたいで前言った『厳しくはないが小うるさい』具合である。

 バウムクーヘン紙を転がすのも軽うつ症状が出ているためか重苦しく顔にも覇気がなかった。

歯を食いしばってみるのを極力さけているのは過去に顎関節症一歩手前と診断されたことと関係がある。歯科医師からは『歯と歯の間は少しでいいから開けておいて』と言われた。でも『食べるときはいくら噛んでもらっても結構』とのこと、少し安心したのを覚えている。

 後出しじゃんけん指示にはへきへきしているが、適時適切な指示をした方が効率が良いのもうなずける。

 掃除に至っては終わったあと、五十代半ば付近の老眼で髪の毛を目ざとくみつけ不備を指摘してきたので完全にギブアップとなった。

 あとでメンタルヘルス医師にこのことを話すと『らんどさんと係長さんと年が近いから』とのこと。要は『20代の息子のような関係だったら違っていたかも』と指摘され『その通りですね』と私は返した。

 『少しゆっくり休みましょう。あと10日後にまた来てくださいね』と言われ『退職希望の旨職場には言いますので』と私は言ったが医師はうんうん頷いていた。

 めげ易いらんどは退職を決意したが母をどうやって説得しようかと思いあぐねている。

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