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Epilogue
『……何をしている?』
「ん? お昼寝するの」
陽射しはうららか、風はおだやか、絶好のお昼寝日和。
クッションを大きいのと小さいのとの抱えて、毛布を引きずって、竜皇の前足によじ上る。
よいしょっと。
『……何故、そこで寝る』
「この角度がね、気持ちいいの」
竜皇の前足、人間で言うなら、ひじの内側に当たるのかな?
クッションと毛布を引きずって目的の場所にたどりつく。
『……堅くはないのか』
うん。だから、クッション。
大きいクッションをばふ、と置いて体をあずけ、頭の部分には小さいクッションを置く。
『冷えるぞ』
だから、ちゃんと毛布。
もぞもぞと、毛布にくるまる。
『そもそも、危険だと思うが』
確かに、かなりの高さがある。下は石の床だし、落ちたら痛い。
だけど。
「落ちそうになったら、竜皇が助けてくれるでしょ?」
それに、そんなに寝相悪くないもん。
おやすみなさい。
目を閉じると、竜皇が溜息をついた気配がした。
それと同時に、ふわりと不思議な空気に包まれる。
竜皇の魔力。
私にとっては、すごく心地いい空気。
それが、よけいと眠りを誘う。
薄れていく意識の中で、声が聞こえたような気がした。
『おやすみ。よい夢を』
シエル編第一部終了です。




