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7.邂逅(一名を除く)

 こちら第7話にございます。

 是非、御楽しみ下さいませ。


 聖女様の私室前、俺は入室前のノックをした。


 コン、コン、コン


「聖女様、騎士団長のベンジェフです。今朝御説明いたしました聖女様の身の回りのお世話をする女官を連れて参りました。入室してもよろしいでしょうか?」


 扉の向こうに声が届くように、且大きすぎて聖女様が吃驚しない様に気を付けて声を掛けた。

 すると扉の向こうで護衛をしている俺の部下が扉を開け聖女様の代わりに、


「どうぞ」


 と声を掛け、俺と後ろにいる五人を招き入れる。

 その部下がセドリッ・・・ドリー夫人の方を見て一瞬眉を動かしたが直ぐに俺の方を向いたので、黙って頷き返してやると部下も察した様で何事もなかったかの様に全員が入室したのを確認すると、俺達の背後に位置どった。


「聖女様、大変お待たせいたしました。こちらの五名が聖女様御付きの女官になります。」


 俺はそう言って来客に対応するための椅子に座っている、変わった容姿の聖女様に五人の紹介を始めた。

 その間、聖女様のお姿を初めて確認した五人はと云うと各々違う反応を示していた。


 この五人のリーダー格であるバイセ夫人は一瞬驚愕したように目が動いたものの、直ぐに持ち直し貴族としてお手本のような笑顔で聖女様に挨拶をした。ただほんの少し顔色が悪くなっているようだ。


 ヴァリロッサ夫人は一見驚いた様子はなさそうだが、笑顔で挨拶はしているが目が笑っていないな、この方の夫であるオールデン辺境伯も大概肝が据わってるな。


 ヴァーバラの方は顔は笑顔では無いものの挨拶はそつなくこなしている・・・と思いきや足にキているようでスカートを少しプルプルさせている。


 ・・・ドリー夫人は笑顔で挨拶をしている・・・カーテシーで。それは良いのだが警戒の為なのか妙な威圧感を聖女様に発するのは是非ご遠慮願いたい、後で厳重注意しておこう。


 最後にエルナ嬢が挨拶をするのだが、さて・・・俺の記憶が正しければここに来る前に聖女様が怖がっていたり苦しんでいると思うとか言ってたな?君は何故顔を赤らめてまるで獲物を見るような爛々とした目で聖女様を見ているのかね?

 ・・・確か彼女は薬師で、薬師とは植物や菌類、昆虫等を素材として薬品を作り出すと聞いたことがある。

 ・・・待ちなさい、君の目の前にいらっしゃるのは聖女様だから!君が乾燥して刻んだり砕いたり煎じたりするような素材ではないぞ!

 その後、バイセ夫人達がエルナ嬢を諫めてくれて、何とか大事にならなくて済んだ。

 

 そして件の聖女はと云うと、ご婦人方が挨拶をする度に会釈をするだけで特に何かする事もなかった。

 エルナ嬢がバイセ夫人達から諫められている間も何も無く、只々そこに座っているだけであった。

 ・・・話が進まない。

 書きたい事を書こうとしたら中々本題に行かなくてつらい・・・、早く聖女様を活躍させたいです。


 ここまで読んで頂きありがとうございます。

 まだまだ物語は終わりませんのでよろしくお願いします。

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