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20.オールデン領

初投稿で〜す(嘘)。


とあるキャラクターが当初の予定よりポンコツになって困ります(by紫馬峪)



「騎士団長、先行部隊からオールデン領の要塞都市はまだ十分に機能しています!」


 王都から出発した翌日の早朝、中間地点の村でベンジェフ騎士団長と各連隊長は先行させていた部隊からの報告を受けていた。


「どうやら我々が想定していた状況で最も良い方に戦況は向いている様ですな?」


 連隊長の一人が安堵した様子で発言した。

 

「だが戦闘自体はまだ継続中だ、油断はできん」


(しか)り・・・、騎士団長。直にでも出発しましょう」


 それにつづいて二人の連隊長もこのように発言した。

 ベンジェフは三人の発言から一拍置いて


「避難民はどうなっている?」


 っと報告に来た団員に尋ねた。


「我々がこちらに戻る際に目視で確認した人数で約200名になるかと。要塞が健在な為か殆どの避難民が荷車を使って荷物を運べていますが、一部の避難民は着の身着のままでした」


 この報告を聴き少し考えてから各連隊長に提案した。


「我々が野営に使っている天幕だがこのまま置いて行かないか?避難民を野晒というのは少し寝覚めが悪いと思うのだが」


 この提案に三人は


「私は賛成ですな。我々が使っている装備は国民の税から賄われていると考えれば、その国民の為に使うので何の問題も無いかと」


「こちらも同意見です。天幕一式分身軽にもなりますし、その分軍馬への負担も抑えられます」


「本陣設営用の天幕も此処に置いて行きましょう、デカい分重量も馬鹿になりません。要塞が生きているなら屋外に設営する意味もありません」


 三人の返答にベンジェフは頷き


「良し!決まりだな。ではこれより天幕はそのままに移動準備開始する。手の空いてる者は本陣用の天幕の組み立てを行ってくれ、先行部隊は暫くこの村で休んでから要塞で合流。私は避難民の一時受け入れについて村長と話して来よう」


「「「「了解しました!」」」」


 この後でベンジェフは村長宅に赴き、避難民の受け入れと先行部隊を暫くこの村で休憩させてほしい事、避難民の受け入れ用に天幕を置いていく件等を話した。

 すると二つ返事で了承してもらえただけでなく、村にある一部の食料での炊き出しも行うと言ってきた。


 ベンジェフは村長の心意気に感心した。

 自分達も追い詰められている状況下で手を差し伸べられる人間がいる事が嬉しかったのだ。

 この事を聴いた騎士達の士気が上がった事は言うまでも無いだろう。


 そうして彼等は昼前にオールデン領要塞都市に到着し、領兵や領主から歓迎されたのだった。


 一方、中間地点の村では余計な混乱を回避する為に馬車から降りなかった(単純に聖女が馬車から降りようとしなかった)聖女は要塞都市では馬車から降りたのだった。


「え・・・?」


「・・・ひっ!」


 困惑と恐怖。


 聖女の姿を見た領兵からそんな感情が渦巻いていた。


 そんな状況で女官たちはと言うとバイセはこんなモノかと言った態度で、ドリーは不快そうに眉に皺を寄せて領兵を見廻し、ヴァリロッサとヴァーバラは申し訳無さそうな顔をしていた。

 ただ残りの二人だが、エルナは聖女を爛々と見続け、マリーはそもそも空気に気付いていない。

 そして聖女は我感せずと魔獣の出た森林地帯の方角の門へマリーを伴って向かっていた。


 ・・・その行動に気付いた女官四人は聖女を直に止めには入り、何も考えず聖女について行ったマリーも友人達に怒られていたのだった。


 その後、ベンジェフと各連隊長、聖女一行の代表としてヴァリロッサとヴァーバラ、領兵の司令役と領主の計八人は要塞内の会議室にて、要塞の状況と今後の動き等の打ち合わせを行っていた。


「まず最初に我がオールデン領への助力、領主として感謝します」


 領主のオールデン辺境伯とそれに続いて司令役は騎士団の面々にそう言って頭を下げ、それに倣うように辺境伯の第一、第二夫人でもある二人の女官も頭を下げた。

 その四人に対してベンジェフはそっと話始めた。


「・・・辺境伯どうか頭を上げて下さい、御三方もです」


「騎士団長殿・・・」


「私達にしてみれば、あれだけの数の魔獣を相手に良く持ち堪えてくれたと感謝をしたいぐらいなのですよ。お陰で穀倉地帯に被害は無く、要塞自体も無事と、魔獣の突然の出現からの戦闘においてこれ程の好条件で戦える様にしてくれたのです。本当にありがとうございます」


 領兵の奮闘振りや領民がギリギリまでの間投石用の石を集めたり、必要だろうからと保存食の提供をしたり等、オールデン領に居た人達の頑張りを見ていたオールデン辺境伯は、ベンジェフの言葉に感極まりそのまま涙が出そうになるのをグッと堪えて打ち震えていた、そのオールデン辺境伯を支えていた領兵の司令も心なしか眼を潤ませていた。

 そして彼等話を聴いていた二人の辺境伯夫人もまた眼を潤ませ、自分達が愛した旦那様は立派に領主を勤め上げている事が誇らしく感じたのだった。


 そしてこれからの事を話合おうとした時


「子供が門の外にいるぞっ!」


 会議室の窓の外から悲鳴の様な声が聴こえてきた。


 

 本日もここまで黙読頂き有難うございます!


 今回もですがどうも場面転換とか言葉選びとかとっ散らかっちゃうんですよね。

 もっと落ち着きのある文書を作りたいんですけど気持ちが前へ行っちゃうんですよね・・・。


 次回!21.魔獣戦(予定)!

 お楽しみに!では!

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