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12.マリー叱られる

 今回は11話をマリー視点にした話になります。

 話が・・・進まない!


 やってしまったぁ!!


 (わたくし)、マリー・カーライルは只今聖女様のお部屋で絶賛床に敷かれたカーペットと接吻中なのですっ!

 何故こうなっているのか簡潔に言いますね!


 1.聖女様のお(あたま)がヘルムだと思った。


 2.聖女様のお頭を引っこ抜こうとした。


 3.兄さんとエノール女官長の二人が聖女様から私を引っぺがす。


 4.その二人に床に叩き付けられ聖女様に謝罪中!←今ココ


 これは非常にマズい失敗をしてしまいましたぁ。

 この場合(わたし)が処罰されるのは当然だけど、今回私を女官として任命してくれた兄さんや私を女官として教育してくれたエノール女官長にまで非がぁぁ!

 何としても聖女様に全ての非が私にあるって説明しなきゃっ!

 本当は謝罪される側が良いって言うまで頭を上げたら駄目なんだけど、こうなったらそれも含めて自分で謝らないとって、頭が全く上がらない!二人とも力強すぎる!

 どうしようっ!どうすればいいの!


 ・・・あれ?頭から二人の手が・・・離れた?

 えっ、あっ!


 聖女様の手が私の顔に触れてる・・・?

 

 聖女様の手はゴツゴツとしたまるで手甲(てこう)の様な硬質感があった、でも私の顔に触れたその手は優しく私の顔を上げた。

 聖女様の目は真っ赤で小さい窓みたいなものが幾つもあって、その目でジッと私を見ながら私の顔に手を添わせるように触っていく。

 聖女様の手は硬くて冷たかった、でも私にはとても暖かくそして何故か分からないけど包み込むような柔らかさを感じた。

 

 すると聖女様の後ろ、私にとっては正面の方から声が上がった。

 

 「すごい・・・!傷が一瞬で・・・!」


 「あれも聖女様の御力なのか・・・!?」


 そんな事を言っていた。

 ついさっき後ろの二人に顔面を床に叩き付けられ時に付いたのかな・・・?

 そういえば全然ヒリヒリしない普通なら暫くはヒリヒリしたりするのに。

 聖女様に顔を触れられた時からかな?


 あっ、聖女様の手が離れた。

 ん?聖女様が回りを見回してる、探し物・・・かな?

 あれ?急に立ったと思ったら座ってた椅子に戻っていった、なんだか少しだけ俯いているような気がする。

 私はどうすれば良いのだろう?

 とりあえず兄さんとエノール女官長に相談・・・?

 二人の方に振り替えったら、ジッと聖女様を見てさっきの騎士さん達みたいに驚いているみたいだ。

 でも、騎士さん達とは驚き方が違うような気がする。

 私達が魔獣と初めて戦ったときみたいな・・・そう、まるで『戦慄(せんりつ)』している様な表情。

 

 はっ!いけない!直ぐにでも指摘しないと聖女様に二人が怒られてしまいます!


「騎士団長殿!女官長様!そのような無礼なお顔をしては聖女様に失礼ですわよ!」

 ドヤァ!


 次の瞬間には女官長から今まで受けた事が無い程に速い掌底が私の顎を捉え、私の意識はここで途絶えた。


 そして目を覚ますとそこは、女官部屋(女官に用意された部屋)のベッドの上でした。

 その後、友人の皆に何が起こったか聞くと形容出来ぬほどの怒りが顔面から溢れ出た女官長が気絶している私を女官部屋に投棄して出て行ったと聞かされた。

 その際女官長の後ろで兄さんが誰に対してか判らないが申し訳なさそうにしていたそうだ。


 皆から話を聞いた後、私の方も聖女様の私室で何が在ったか説明したら皆からも怒られた。

 

 只一人、エルナだけが私を怒らずに話を一生懸命に訊いてくれていた。

 特に聖女様に関して爛々とした目で手の質感や温度、匂い等事細かく訊かれた。


 私の話をこんなに一生懸命に訊いてくれる、なんてこの()は優しいんだろうと思った。

 本日も最後まで読んで頂きありがとうございます!

 

 いやぁ、マリー視点になるとギャグよりになってしまいます。

 その方が書きやすいから仕方ないですね。

 

 よろしければ感想やクレーム・・・クレーム?

 違う!

 文脈や文章そのものに対する指摘等もお待ちしてます

 ・・・豆腐メンタルですので可能ならオブラートもお願いしたいです。


 次回!エノール女官長の正体は金星人だった!

 ・・・ウソです。


 次回もよろしくお願いします!

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