熱血の激流
走れメロスを例にして言いますが、ストーリーの英雄が苦しむほどストーリーがより注目を集めます。ランキングのトップにある連載も基本的に「ヒーローがどれだけ苦痛を耐えることができるか」に踏まえた上で書かれたものも多いです。
そんな「苦痛」をどういうわけで耐えるかといえば、何かに対する「熱意」があり、その「熱意」は常に血で塗れます。
「誰か」あるいは「何か」のために頭が熱くなり、血を流しても前に進む、それがいわゆる「熱血」というものです。「愛」というものは熱血を成し遂げます。
孤独という地形は「愛」と「熱血」のありかを試すリトマス試験のようです。
だから、愛で孤独を感じるなら、自分を責めるより当たり前のことだと思えばいいです。
愛は返されなくて生き続ける熱意、
孤独そのものを耐えてこそ愛です。
この詩を読んで「はい、孤独を愛のために耐えていこう」って言えたらいいですね。
頑張りなさい
走れメロスのように、貴方は愛をすれば、人生のストーリーで苦痛を知られない主人公です。
そして、誰かがきっと貴方の「セリヌンティウス」になっています。
何かに頑張って悩まされる、痛む孤独の中で既に、そしてまだ頑張っている、挫けている貴方に、
私はこの詩を心の底からささげます。
少年は思っていた
一人になれるかと
人一倍輝かしくなれるかと
孤立されるとは
一位の運命というものか
だが少年は知らなかった
人生そのものを
人間そのものを
全く遠き存在であった
人とは同じ種類と
距離を置く生物
人は触れない
他人に触れられたくない
自分の心に閉じこもった
生まれたあの日と
同じようだった
愛をすれば愛で傷つけられる
愛を歌えば愛で涙は流される
愛を誉めば愛で侮辱はされる
愛は熱く、愛は冷たさを耐える
せつなさに溢れるこの世界で
目を逸らさず、生きてみれば
愛は
氷山に厳しく吹く風に
唯一の微かな光で輝く
まるで氷山の松明のようだ
逆走した
孤独だ
愛は
深い海に落ちる、雨の一粒
知られずに生態の循環を守る
魚に飲まれる微かな一滴のようだ
無視された
孤独だ
愛は
牧草に生える草
栄養たっぷりで食われるためにある
短く生きて輝きを忘れられる
覚えられない
孤独だ
ごく孤独だ
だが孤独こそ愛である
誉められることを目にせず
道具のように使われても文句言わず
ただ喜びを認める
他人の喜びを成果にするだけの
ものなんだ
結果は変わらない
痛みは終わらない
それでも必要に
愛を少年は学ぶ
暗闇に一本の光が眩しい
暑さに一本のアイスが涼しい
砂漠に一滴の水で喜ばしい
孤独はたえづらい
世界はつめたい
人間はせつない
愛はいたい
だが愛はそれでも居続けたいこと
人に見られもせず、気づかれもせず
ただ一人で絶える、一人でやり続ける
それで孤独は愛をころす
だが、それより
孤独は愛を
打ち上げる
愛は貴方の人生に苦痛を加えつつある人を前にして無邪気に笑うものですね。
そんな勇気と、(涙を流した上での)心の強さで生きて。
後書きは基本的にコピペですが、時に内容を加えます。
気が合えば、評価・感想・指摘を、心の底からお願いいたします。それと、もしよかったらお気に入りも長期の交流に意のある方もよろしくお願いいたします。
誤字を見つけた人、あるいは「私あの表現をよりいいものに書ける」と思ってよりいい言い方を薦めたい人も大歓迎です。理由の有りかを問わず、ただ私みたいな人を嫌って低評価を付けたいと思っている人も実は大歓迎です。
嫌いと好きにはルールはありません。作品の実の価値をその嫌いと好きのバランスで見てみたいので、これからの評価の上がり下がりを楽しみにしています。嫌いになっても読者の自由ですから好きにすればいいですよ、どんな結果も喜びで迎えて受け入れるつもりです。読者が私を嫌うことによって喜べたら、嫌われることによって私もどんな人にも喜んであげることができます。恥ずかしき思わず好きにして、心を正直に話せばいいです。「低評価」と「言い方の悪い感想」が反省と成長の資産ですから(もちろん高評価と賞賛も同じですが…)。心の底から嫌いと思ったら正直に話せることが、私にとっても少し楽になれます。
後書きは以上ですが、
これからもよろしくお願いいたします。