シロへの追悼19
リュージュさんは体をうねらせながら加速し、尻尾で上から叩きつけようとしてきた
俺はそれを余裕を持ってできるだけ遠くに横飛びをして避けた、何故ならリュージュさんならこんな単調な攻撃などしないからだ予想通りリュージュさんは長い尻尾を叩かずにその尻尾を遠心力に任せ振るった、おれはぎりぎりのところで地面に手をつき手の力だけで体を浮かした
「ほう、やはり避けてくるかしかもスキルを使わずに、ならば私の本気を見せてやろう」
そうゆうとからたを発光させながら人の姿に変化した、すると、龍人族の観客席にいた一際老けている爺さんが叫び声を上げた
「リュージュそれを使ってはいかん其奴が死んでしまうぞ」
え?何それ怖!え?リュージュさん何やっちゃうの俺また死んじゃうの?てか、戦闘になってからリュージュさん人が変わりすぎじゃないですか!!そんな俺の声は届かずリュージュさんはスキルを発動した
「種族特性スキル龍纒三代目リューマ」
すると、さっきまで来ていた白銀の鎧ではなく青と黒を基調にした龍皮のような材質に変化していたそして、腰には鞘に収まった剣があったその剣は白銀に鋭く妖しく光っていた
そしてこの型の剣を俺は知っているそれは
「刀」
そう呟いた瞬間感心したように眉をひそめた
「ほう、刀を知っているのかだが、知っていたからと言って対策があるわけでもあるまい」
そういいながらリュージュさんとの戦闘が第二回戦を迎えた
シロよ安らかに眠れ