シロへの追悼11
「では最終問題です」
静かな闘技場によく響く声が聞こえた
「第100問 ここの地図の世界の名前を答えなさい」
誰も文句など言わずに書き始めた、神官さんの実力を肌で感じたからであろう
すらすらと全員が書き終わった
では答えを掲示してください
鼠「裏側世界」
牛「ディスティニーアイランド」
虎「カースランド」
兎「地球」
龍「裏側世界」
蛇「トラベル」
馬「ネクスト」
羊「エンド」
猿「パラレル」
鳥「アライブ」
犬「クロニクル」
猪「ワールド」
「全員こたえが出揃いましたねでは、答えを発表します」
そういって紙を広げた
「完全正解者1名、半分正解者二名」
その言葉で誰が半分正解者か解ってしまった同じものを書いていたのはあの二人しかいなかった
「最終問題ですので半分正解者二名はどう考えてこの結論に至ったかを答えてくださいまずは、鼠人のアレクフリートさんから答えてください」
と神官さんは言った、それに鼠人さんは答えた
「なぁに少し考えればわかることさ、そこにいる兎人は、まず、この世界の兎人ではない多分この地図に載っている世界のどこからかきたやつであろう、でなきゃさっきの問題に答えられるはずがない」
そうだろ?と鼠人さんは言ってきたが俺の横から否定の声が聞こえた
その声の主はリュージュさんだった
シロよ安らかに眠れ