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その三・第二の人生を生きる者たち・前半

「ただいまー」


ミツキとの買い出しから帰り、挨拶をするとリビングへと通じる扉から、ミルンが顔をひょこっと出した


「お帰りなのですよ...ってそれは?」

「商店街で面白そうなものが売っててな、みんなで遊ぼうってことで買ってきたんだよ」


ミツキは右手に持っている箱をミルンに渡した

商品の説明などを聞いても、一切理解できなかったが、とりあえずやってみれば分かると言われ買ってしまった

商人の口車に乗せられた気がするが、楽しめなかったら探して金を返してもらおう


「面白そうですね。どうやって遊ぶんですか?」

「箱の中に説明書が入ってるって言ってたな...机の上で広げてやるものらしい」

「それじゃあ早速準備するのですよ」



「こんな感じか?」


説明書に苦戦しながらも、何とか地図のようなものの組み立てが完了する

それ以外にも付属品のお金に見立てた紙があり、これを使って地図の上の指示に従いながら人生を生きていくらしい


「えーと...最初にこのルーレットを回して、出た数だけコマと呼ばれる自分の分身を動かすみたいですね」

「じゃあ最初にやらせていただくのですよ」


ミルンが軽く手をひねると、ルーレットは勢いよく回り、三の数字を指し示した


「一、二、三っと。次はどうするのです?」

「マスと呼ばれる物に書いてある職業になれるみたいですね。他にも指示されたりして、最終的にお金が多い人が勝ちみたいです」

「金持ちがこの世界を手にするのか...」

「汚い言い方するなよ...まぁ勝ち負けがあるなら、本気でやろうか」

「望むところですよ」


こうして、四人による人生ゲームが始まった!

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