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よる

(発句)

ふたりの手

よるみちのりの

さきわいは


月がてらせし

すすきの野路

(山ノ上舞花)


ふり仰ぐ

月は変わらじ

三笠山


眩しきひかりに

笠を重ねて

(夏野レイジ)


月影の

かかる山際

火が揺らぐ

(金野文)


紅き夜の火や

照る天の灯と


踊るあし

土ふむ音と

浮かぶ笑み

(yolu)


よる二人にて

楽しき時を

(悠蓉)


月見酒

肴はだんごと

君の笑み

(山ノ上舞花)


淡い光に

似た君の笑み

(金野文)


ろうそくの

灯の揺らめきに

思うとき


人の心も

乱れ迷ひて

(悠蓉)


よるほどに

ほつれゆくかな

濡れ烏

(檸檬 絵郎)


羽の散る様

いとあはれなり

(peco)


人眠り

うごくばかりは

悪党と

(LA軍)


家路に急ぐ

新社会人

(菜須よつ葉)


よを支え

尾灯を送る

終車かな


ホームに立ちて

見送りつつ

(悠蓉)


静かなる

足音に見る

猫の影

(ぷちミント)


並んで歩く

真夜中の道

(菜須よつ葉)


流れ落つ

星のひかりに

願いこめ

(秋月忍)


互いの縁を

縒りかさねつつ


手を繋ぎ

星空見つめ

語り合う

(菜須よつ葉)


北極星しか

知らない私に

(なななん)


大空は

物思ふ我に

道教へ

(悠蓉)


()る人とともに

うたをならべつ


並ぶ肩

紡ぐ言の葉

創作の

(遥彼方)


気持ち高鳴る

朧月夜

(悠蓉)


寄り合って

団子食べつつ

咲く華は

(なななん)


月よりまぶし

君のほほえみ

(遥彼方)


闇の中

触れた指先

絡ませて

(金野文)


耳に触れゆく

吐息にドキリ

(山ノ上舞花)


目が合えば

ぺちり叩かれ

肩透かし

(金野文)


苦笑いの

抱き寄せ眠る

(なななん)


流れ星

広い大空

願い事

(菜須よつ葉)


君の隣で

小さくとなえ

(悠蓉)


番外


むかしは夜も

深かりけり

(三衣 千月)



提灯の灯りに

誘われし子ら

(山ノ上舞花)


互い寄る身の

影はかさなり

(三衣 千月)



かすかに笑むは

地下牢の姫

(檸檬 絵郎)


君の側

回る星々

きらめいて

(遥彼方)


丘の上

指差し魅せる

墨空に


熱帯夜

肌を重ねて

見る月は

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