母がお世話になりました
なんとなく続きを書いてみた。先は未定。面倒くさい作者につきあってもよいという心の広い方、よろしくお願いします。
侑里はこちらではユーリと呼ばれているらしい。
真鈴はマーリン。中世の魔法使いにそんなのいたような・・・。
侑里はお茶を飲みながら、なぜ王都に移動しなかったのか聞いてくる。
「じゃあ、大崩落以来 落ち人にあったことはないの?」
「うん。ここ不便だったからわざわざ来る人いないし、落ちたのも一人だけだったし」
「王都にはいっぱいいるよ」
「興味ないなぁ・・・」
「都市の生活は楽だよ」
「移動もめんどくさい」
「これからもずっとここに住むの?」
「うん。その予定!!」
「これも一種の引きこもり・・・?」
「ママを拾ってくれた人に会いに行こうか?」
「また会話がとんだ!!」
「老夫婦なんだけど、おもしろいよ!」
「人の話聞いてないし!!」
「おやつがすっごく美味しいの♪」
「「よし行こう!!」」
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杖をついての移動は時間がかかるのでママは安定のポチ抱っこで移動だ。
私たちの前には警戒したホーンラビット・
後ろからは目つきの鋭いターガーオウルついて来る。
侑里:「普通のホーンラビットって角一つじゃなかったっけ?」
「多くてもカッコいいよね!」
真鈴:「普通のタイガーオウルは虎柄じゃなかったっけ?」
「真鈴の好みに合わせてホワイトタイガー風?」
侑里:「ホーンラビットってあんなにムキムキしてたっけ?」
「護衛かねてるし ちょっとだけ鍛えといた(キリッ)」
真鈴:「タイガーオウルの大きさも大きすぎない?」
「北の辺境の魔物は他の魔物よりちょっとだけ大きいんだよ!」
「「ちょっとじゃないでしょ!!!!!」」
「こんな辺境で自然に生きてるんだから
他よりちょっぴり丈夫に育つのはあたり前だよね♪」
「「北の辺境・・・・スゲェ・・・・」」
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「ママがお世話になった老夫婦♪
その正体は・・・バルのおじいちゃんとおばあちゃんです(^^♪」
「「・・・・・・・・・・・|д゜)!!!」」
侑里:「私、目がおかしくなったのかなぁ・・・」
真鈴:「うん・・ナイスミドルな・・・筋肉ムキムキが2人いる?」
「「老夫婦っていうか、現役の冒険者じゃないの??」」
「よくわかったね(*^_^*)」
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「北の辺境アマルのギルマス・ヤハルと申します」
「同じく副ギルマスでヤハルの妻のデノンです」
「母上には大変お世話になっております。
土魔法で地下都市を作って頂いたので雪に難儀する我々老人は大変助かっておる」
と、ナイスミドルなヤハルさんはおっしゃった。
「貴重なポーションも惜しみなく分けてくれて、おかげで皆病気知らずよ」
「ただ、副作用で皆筋肉が発達しすぎるのが、ちょっと・・・。
現役復帰できたから良いんだけどねぇ・・・はぁ、隠居生活が・・・」
母の筋肉好きのせいか・・・と、北の辺境に住み人に申し訳ないと心で謝りながら 遠い目をする二人の娘であった・・・。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。