表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Plane Mender in TOKYO  作者: 残月堂
3/5

境界空間管理局特異点観測室のとある一日(3)

ここが、お姫様囚われの城ってことでいいかな?

廃工場とはまた、お約束というかベタというか。

とりあえず中の様子を見てみるか。

妹忍者ちょっと見てきてよ。


え、メンドクサイって忍者の仕事じゃないか、そこは。

あーはいはい。わかりましたよ。

もっと便利な奴等がいるでしょってことね。


サモニング!闇の眷属!

サモニング!風の眷属!


よーしよし、シャドーは建物の中、ストライクイーグルは建物の周辺を偵察だ。

人の数と場所を教えてくれ、行け!


ちょいと待ちかな。

基本的には学生勇者君に正面から入ってもらって、妹忍者はお姫様の救出だな。

私は、親玉に興味があるのでそちらに行かせてもらうよ。

なにしろ、この魔素の薄い地球での魔法使いらしいからね。

え?さっきの砂漠の魔法の威力?

あぁ、だから魔素が十分な世界よりは各段に威力が落ちてるよ。


おぃ、妹忍者、人を化け物みたいに言うんじゃない。

ほら、学生勇者君が変な方向で納得してしまっているじゃないか。


建物の中には人質を含めて十六人だな。外にはいない。

人質は地下室で見張りは二人だ。これは妹忍者。

地下への階段は入ってすぐ右側だ。

一階の十人は学生勇者君に任せる。

親玉はどうやら二階らしいから、直接乗り込むよ。

くれぐれも殺さないようにね。


じゃ、行こうか。

シャドー入り口を開けろ。

ストライクイーグルは引き続き建物へ近づく者を警戒。


OK、まだ敵は気づいてない。

妹忍者、潜入開始。


シャドーごくろうさん。

送還!闇の眷属!


学生勇者君は、盛大に扉を開けて名乗りを上げてね。

陽動って分かるかい。君の役どころはそれだから。

じゃ、頼んだよ。


あの窓でいいかな。


レビテート!


あははははは。

学生勇者君噛み噛みじゃないか。

せいぜい派手に頼むよ。


ウインドプレス!


ここは、部屋の中央にゆっくりと降りるって感じだろ。演出的に。


レビテート解除!


こんにちは。お三方。

お初にお目にかかる。


ああっ、しまった。この台詞は浮いたままの方がよかったか。


いえ、こっちの話です。お気になさらず。

で、魔法が使える方はどなた。

といっても魔力量からすると、お三方とも使えそうだけど。

おや、問答無用ですか。

ウインドカッターね。

認識しづらい風系を初手に選んだところは褒めますが、第一階位では私の障壁は抜けませんよ。


二重起動、ウィンドプレス!


ウィンドプレス自体に殺傷能力はありませんがね、吹き飛ばされた先にあるのは物体ですから。

おや、お二人とも、もう聞こえてませんか。


残る貴方が親玉ってことでよろしいか?

ああ、教祖様でしたか。それは失礼しました。

では、一手お付き合いをお願いします。


おお、火精召喚ですか!


ウォーターシールド!


ふむ、なかなか使いますね。

火精を召喚して、直接攻撃をさせて牽制しつつ、炎系第二階位のフレイムアローの効果を底上げする。魔法戦闘の基礎ができています。


サモニング!ペス!


ペス、火精を食べていいです。

どうです。私のペットのペスです。

カッコイイでしょう?

おや、ヘルハウンドの存在をご存知とは、貴方、帰還者だったりしますか?

え?ヘルハウンドが精霊を食ったらおかしいですか?

さすがに上位精霊は無理ですが、火の精霊はこいつの好物のひとつでしてね。

それはもちろん。私のペットですからね。普通の育て方はしてませんよ。


さて、どうしますか。

徹底抗戦もよし。降るもよし。


賢明ですね。

では、人質の女の子は、こちらで家に送らせていただきます。


貴方には、少々伺いたいことがありますので、後日、連絡をください。

あ、名詞をお渡ししておきます。

必ず連絡してくださいね。


では、失礼します。

お騒がせしました。


送還!ペス!

送還!風の眷属!



終わりましたよー。

学生勇者君も、お疲れ様でした。

怪我などはありませんか?

一階だけなら、装備も要らなかったかな。

では、装備を回収させてもらいますよ。


妹忍者もお疲れ様。

あ、はじめまして。

学生勇者君の友人のクローノといいます。

クロノでいいですよ。


とりあえず、ゲート出すんで、事務所に戻りましょう。



あとで、お話を伺いたいので、ケータイ番号とか教えていただけますか。

ありがとうございます。では、後日改めてご連絡いたします。

あ、学生勇者君も教えといてくれる?


え?何?学生勇者という呼び名がおかしい?

じゃあ、違うの考えときますかね。

ケータイには学生勇者で登録しましたよ。

え? あなたは鎧娘で登録しましたよ。


あははは。まあ、いいじゃないですか。

学生勇者君、鎧娘さんをお家まで送ってくださいね。

じゃあ、解散ってことで。




ん?どした?妹忍者

今回のは、お手軽だったでしょ?

これで次回分は払い込み完了なんだからお得だったじゃない。

なんなら、その次の分も半分も上乗せしてもいいよ。

なにしろ、上客を紹介してくれたからね。

いや、ホントに。


知りたい?金貨が625枚だった。

装備のレンタル代って事にしたから、ほぼ丸儲けだよね。

結構ちゃんとした金貨でさ。こっちの五百円玉ぐらいあんの。

あっちの世界って、金自体の価値が相対的に低いのかもしれないね。


理由はいろいろと考えられるよ。

採掘用の魔法が発達したり、金自体の埋蔵量が多かったりすればさ、自然と価値は下がるだろうし。


いくら儲かったかって?

えーと、五百円玉が銅とニッケルで七グラムぐらいだっけ。

金の比重が倍として一枚十四グラム。

金の含有量が七割として十グラムで625枚だから約六キロでしょ。

金の単価って一グラム五千円ぐらいだから……

ざっくり三千万円ぐらいかな。

いや、売らないけどね。

冶金したりするの面倒じゃない。

どっかで使えれば使うし。

あっちの世界にいく任務が来るかもしれないじゃない。

そうだね、金貨のまま死蔵コースだね。


そう、私のアイテムボックスは特別製だからね。

これにて一話終了です。

実験的に、主人公のセリフのみでお届けしました。

場面の転換とか、伝わってるんでしょうか?

第二話も同様かどうかは未定です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ