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夢のファンタジーランド

作者: 美優

あー疲れた。朝6:00から朝練、その後学校の授業、その後塾。本当に疲れる。童話のファンタジーランドに行きたい気分。だって休憩の時間はともかく息する暇も無いもん。

ではここで自己紹介しよう。私鈴川亜衣。クラスで「アイちゃん」って結構人気ある。人気で困るほど…自慢じゃないけど私クラストップの成績を取ってる。それも東京の全国立中学校の中でもトップの方。それにスポーツも得意。これだけ才能あれば嬉しいと思ってる人いるけどそんなこと全然無い。男子に人気あるから女子に嫌われる。だから友達が全然いない。

実はそれだけじゃない。私の家には両親もいない。お母さんは私が子供の時に亡くなった。私のお父さんは大企業社の社長。私のことを見る暇がない。多くは海外に居なきゃならない。家にお手伝いさんがいてその人は夕方になる前に帰ってしまう。

…家に着いた。鍵でドアを開けて中に入る。今家は全部私のだ。お手伝いさんの広崎さんが料理して帰っちゃった。今日のメニューはスパゲティ‼︎ 疲れたせいかどうか私は一口で全部食べられる気がした。

その後、部屋に行ってすぐ寝てしまった。

…気が付くと私は大きなベッドの上に寝ていた。私が居る部屋はすごくオシャレ。大きな本棚、レモン色の綺麗な椅子と葉の色の机ーとても可愛い。私はその部屋から出てみた。まだ自分の周りに何が起こってるのかわからない。私が今居る家を見てこれは 城だと判断した。大きなダイニングに大きなリビング。テーブルの上にいろんなフルーツが飾ってある。ケーキやドーナツ、何種類かのジュース。自分がお嬢様になったような。着替えようと思ってクローゼットを開けると中に薄紫のTシャツに白いロングスカート、Tシャツの袖には真っ白のレースがつけてあるのがあった。私はそれを着てこの街を見てみようと思った。城を出るとそこは私がいつも夢見てるようなファンタジーランド!そっか、だからこんなに綺麗なんだ。

朝が過ぎていつの間に昼になってた。私は1日中やることがない。なんか変な気分。いつも息する暇も無いのに今じゃ暇過ぎて寂しくなった。私は友達も両親もいないからいつも一人で勉強してるけどここじゃ教科書も参考書もない。どうしよう。私は何もやることないかな…

…ピピピ・ピピピ アラームが鳴った。私は私の部屋に私のベッドに寝ていた。やっぱり全部夢か。でも私はファンタジーランドよりこの世界の方がやっぱり好き。自分の家が一番だ。

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