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第52話 エルフの里

相変わらずの駄文です。

しかも、内容も自信なし

”静寂の森”に着いたシエラ達は、ロニキスの案内で森に入っていた。


「・・・妙だな?」


ロニキスは、辺りの違和感を感じていた。


「何が、妙なんですの?」


レイナは、首を傾げた。

森は、鳥等の小動物が囀ずり木々の音が聞こえる。

至って、普通だった。


「あのね、森の音が聞こえるんだ」

「うん。それに、森の動物も居る」

「レックス君、どう言うこと?」


シエラ達には、説明が解らなかった。

森に音がするのは、当たり前だ。


「ここは、”静寂”の森なんですよ」


ロニキスの一言に、二人は気付いた。


この森は、エルフが里を守る為に特別な魔法が掛かっている。


森の中に入れば、そこは草木の音さえ無い空間。


同じ景色が続き、気付けば元の場所に戻っている。

大軍を率いても、同じ結果になる。

それほど、強力だ。


この森が無ければ、隣国クルビス帝国の脅威に怯えることになる。


その為、国境と定めたのだ。


「ロニキス、早くわたくし達をエルフの里へ案内して頂戴。嫌な予感がしますわ」


レイナの言葉に、ロニキスが頷いた。


「行こう。レイナ」

「いえ、里にはわたくしとロニキスで行きますわ。貴女は、子供達と馬車で待ってなさい」


レイナは、逸るシエラを静止した。


「でも!」

「この人数で動くのは危険ですわ。それに・・・」


最悪の状況が、頭を過った。

この頃、それが嫌と言うほど的中している。

シエラも、同じ考えなのか渋い表情をする。


「シエラさん、僕なら大丈夫です。どうか、アイリ達をお願いします」

「・・・わかったよ。でも、二人共無茶だけはしないで」


シエラは、二人を心配そうに見送った。


ロニキスが、先頭でレイナは四周を警戒しながら進む。

森の様子が、少しずつ変わっていく。


獣道から、人の手が加えられた道や橋等の人工物が目に入って来た。


道には、馬車が通った跡が有った。

それをロニキスが、苦い表情をした。


里を襲われ、商品として盗賊に囚われた記憶が甦っていた。


(レニ達を、連れて来なくて正解だった)


人家が、見えて来る。

遂に、エルフの里に着いたのだ。


だが、里の光景にロニキスは絶句した。


人の気配どころか、家々は破壊され放置されていた。


やっと、見掛けた人影は死臭を放っていた。


ロニキスは、期待していた。

もしかしたら、父や母が生きていて里の仲間と復旧の作業をしているのではないかと。


だが、今の彼の脳裏には紅く燃え上がった里だった。


「大丈夫ですの?」


レイナの声に、頷くしか無かった。


ロニキスから、里の中に視線を移す。


(・・・妙ですわね)


いくら、邪教のエルフが手引きした盗賊に奇襲を受けてもここまでならない。


話しによれば、夜中に火を放たれ襲われたらしい。


だが、レイナ達が倒した盗賊の人数では難しい。


(間髪入れずに、襲われた?)


赤竜教の伏兵により、蹂躙。


充分、あり得る話しだ。


そもそも、王女を誘拐したエルフの情報を集める為にここまで来た。


結果、犯人の名はバーガント。

赤竜教の信者であるらしく、静寂の森のエルフでは無い。

だが、森を襲わせ結界を破壊した。


任務的には、達成だろう。


それどころか、最悪の報告をしなければならない。


もし、この事がクルビス帝国に知れ拠点を築いたらオルテは重大な打撃を受ける。


(その前に、報告しすぐに対処しないと)


レイナは、呆然と立ち尽くすロニキスを見た。


結果的に、この里をオルテ王国が占領してしまう。

ロニキス達に同情するが、仕方がない事だ。


「ロニキス。しっかり、しなさい」


レイナは、ロニキスに近寄り肩を掴む。


「ここに、居ても仕方がないですわ。戻りましょう」


来た道を引き返そうと、振り返った。


「・・・わかりまし。危ない!?」


突然、ロニキスが叫んだ。


「な!?」


振り返った瞬間、10本の矢が二人に降りかかった。


まさに、反射神経のみだった。


レイナは、ロニキスを掴み前に倒れ避けた。


「くっ!」

「レイナさん!」


しかし、一本が右肩をかすめる。


「大丈夫ですわ。それより」


レイナは、矢が飛んできた方向を見た。


そこには、15人だろうか。

金色の重騎士が、レイナ達に迫っていた。


全員、獅子の顔を模した兜で統一されている。


「”金獅子騎士団”!?」


金獅子騎士団、クルビス帝国の三大勢力の一つである。


その派手な装備で、常に先頭で戦い武力で敵を圧倒する。

悪く言えば、力でごり押する厄介な連中だ。


(遅かったみたいですわ)


舌打ちし、すぐにロニキスを掴み走り出す。


「逃がすな!捕らえろ!」


命令と共に騎士達は、走り出した。


(大丈夫ですわ。逃げきれる)


金獅子騎士は、白兵戦のエキスパートである。

その為、重い装備のせいで動きが鈍い。


レイナとロニキスは、シエラが待機する馬車へ急ぐ。


「何故、クルビスが?貴方達を襲ったのは」

「いえ、あんな騎士達は居ませんでした」

「では、襲われた後で攻められたと?」


レイナは、走りながら考えた。

どう見ても、タイミングがいい。

まるで、エルフの里が盗賊どもに襲われる時期を知っていた様だ。


(まさか、クルビスも赤竜教に絡んでいると言う事ですの)


そこまで、思案して首を降った。

まだ、襲ったのが金獅子騎士団と決まった訳ではないからだ。


それより、今は逃げ切るのが先決だった。

考えるのは、後で充分できる。


(8、9、・・・10人)


レイナは、少しだけ振り返って人数を確認した。


(接近戦は、不利の様です・・・え!?)

「れ、レイナさん!」


レイナは、突然地面に倒れた。


「痛っ」


急に、身体が動かなくなったのだ。


「大丈夫ですか!?」


ロニキスが、レイナに近づく。


「あ、あっあ、クッ!」


手足が痺れ、胸が苦しくなっていく。

おまけに、額から大量の汗が吹き出てきた。


「レイナさん、もしかして」


ロニキスは、先程の矢傷を見た。


(わたくしと、したことが!・・・毒を)


悔しくなり、奥歯を噛み締めた。


全身の力が、抜けていく。

もはや、一人でまともに歩けない。


ロニキスは、レイナの左腕を自分の首に回し立ち上がらせた。

そして、必死に走った。


だが、人一人。

しかも、成人した人間種を102になったばっかりのロニキスが運んでいるのだ。

どうしても、レイナを引きずってしまう。


「ハァ、ハァ、・・・ロニキス・・・わたくしを置いて」

「ダメです!」


レイナの提案を、即拒絶する。


恩人を見捨てたく無い。


だが、騎士達が迫って来る。


「いいから、行きなさい!」

「嫌です!・・・ああ!」


背中から、衝撃が襲った。


二人は、前のめりに倒れた。


騎士が、ロニキスの背を蹴ったのだ。


「ふん。逃げらると、思ったか」


二人を取り押さえ、大柄の男性が近づく。


まるで、獅子の鬣の様な赤い髪。

長い無精髭を右手で弄りながら、不敵に笑っている。


その男性だけ、他の騎士達とは違っていた。


「・・・ビスト・・・将軍」


レイナは、男性を睨み付け絞る様に言った。


「ほう?貴様、私が誰か知っているのか?」


ビストと呼ばれた男性が、取り押さえられたレイナを覗く。


本来なら、皮肉や挑発といった行動にでる。


だが、今レイナは毒が回り意識を保つので精一杯だった。


「ふん。見たところ、旅人では無いな。女にしては、矢を避けた判断力や運動力を見るに・・・オルテの”娼婦”か」


ビストは、軽蔑の目でレイナを見下ろす。

クルビスは、男尊女卑であり人間主義の国である。


その為、男女平等の上に亜人種対等主義のオルテ王国を毛嫌いしている。


”娼婦”とは、オルテの女性騎士を軽蔑の意味を込め言っている。


「・・・クッ!」

「レイナさん!」


苦しむレイナに、ロニキスが心配そうに顔を向けた。


「そして、此方は耳長のガキ・・・か」


ビストは、まるで獣を見る様にロニキスを眺めた。


「里のみんなは、どうしたん」

「ああ、大半は駆除した。残りは、確か・・・」


ビストは、何気なく言い放つ。

その言葉に、ロニキスは思考が真っ白になった。


「赤竜教に、引き渡しました」

「うむ。そうだったな」

「そん・・・な」


部下の騎士との会話に、ロニキスの身体から力が抜けていく。


(最悪・・・ですわ。エルフの里は潰され、クルビス帝国が赤竜教と絡んでいたなんて!しかも)


今にも、毒で絶命しかけ抵抗できない。


(よりによって、”鮮血のビスト”なんて)


「この二人を、どうしますか?」

「耳長は、駆除しろ。仲間の女は、毒で死ぬまでお前達の慰め物にするが良い」


ビストは、振り返り歩き出した。

最早、そこに興味が無い様だった。


「ハァ、ハァ・・・クッ」

「おお、そうだな。一応、森の出口付近を3個騎士小隊で捜索させるか。仲間が、居るかもしれん」


ビストは、頭だけをレイナ達に向けた。

二人の反応を、確かめているのだ。


「・・・ふん」


ビストは、再び歩き出した。


「5個だ。それで、残りの小虫を炙り出せ」

「はっ」


小声で、追従する部下に命令した。


「邪教も、使い方によっては便利な物だな。・・・もう少しだ、あと少しで戦争ができる」


期待と歓喜が、混じった声で呟く。




「待っていろ。オルテよ。すぐに、貴様らの血で紅く染めてやる」


まるで、遊びを楽しむ様にビストは笑った。

その瞳には、狂気が孕んでいた。





「おい、早く犯そうぜ」


レイナの腕を掴み、男は仲間に興奮しながら言った。


「まぁ、待てよ。先に、耳長のガキを殺して」

「バカか?早く、やらねぇーと毒で死んじまうぞ」


同僚に、悪態を着き腕を放してみる。

案の定、力無く地面に着いた。


「へっ。もう、抵抗できねぇか。さぁ、ヤるか」

「ああ、溜まってるからな死んでも使ってやるぜ」

「おいおい、死姦かよ。悪趣味な、奴だな。ああ?このガキ」


ロニキスは、抵抗しだした。


「や、やめろ!」


里は、滅茶苦茶にされ今まさに恩人が危険に晒されている。

無力な自分が、悔しかった。


「おい!ちゃんと、抑えてろよ!」

「わかってるから、とっと済ませて変われよ」


男は、レイナに向き直り

行為を始めようとした。


「こ、殺してや・・・」


ロニキスは、抑えられながら憎しみを口に出した。


−−殺してあげよう−−

「え?」


男は、レイナの上衣を短剣で切り裂いた。

白い肌が、現れた。

まるで、真珠の様な白さだった。


「たまんねーな。死ぬには、勿体ねぇ」


もはや、我慢の限界だった。

腕を、レイナの胸元へ。


「じゃあ、貴方が死んではどうだろう?」

「へ?」


何が起こったのか、解らなかった。


いつの間にか、自分が地面に倒れている。


よく見れば、自分の周りやエルフを抑えていたはずの同僚が血を流し倒れていた。


(な、何が?)


そう言えば、何故自分は後ろ向いているのだろう。


視界が、暗くなる。


男は、何が起きたか解らないまま絶命した。



ロニキスは、その男性をただ見ているしかなかった。


「・・・」


男性は、突然現れたと思ったら抑えていた騎士の喉を切った。

次に、レイナに襲っていた騎士の首を両手でへし折った。


「ん〜」


男性は、眼鏡をかけ直し考えている素振りをしている。


周りを見回すと、他の騎士達が全員死んでいる。


死因は、頸動脈を切られている。


(い、いつの間に!)


音さえ、聞こえなかった。


いつ殺したのか、そもそもいつ現れたのかさえ解らない。


「あ、貴方は?」

「あ〜、待ってくれないかな。今、良いネタが浮かんで来ているんだ。邪魔しないでくれ」


男性は、ポケットから手帳を取り出した。


「・・・そうだ。ここで、主人公を・・・やはりライバルが・・・」


ぶつぶつと良いながら、手帳に何かメモを書いている。


「・・・良し。これで、作品を書こう」


男性は、満足したのか手帳を直しレイナに近付く。


「な、何をするんですか?」


ロニキスは、男性に問い掛ける。


「別に、応急措置さ」


レイナの上半身を起こし、懐から瓶を出した。


「可愛い義妹の友人だからね。助けてあげよう」

「いもうと?」


男性は、ロニキスの問いを無視し瓶の水を飲ませた。

すると、顔色が少しだけ良くなった。


「レイナさん!」

「おっと、安心しないでくれ。まだ、命が危険な状態だ」


男性は、レイナをそっと寝かせるとロニキスに身体を向けた。


「この毒は、ローエンと言ってね。飲めば、すぐに痙攣が起きる。更に、汗で全身の水が吹き出て最後は干からびて死ぬ」


ロニキスは、そこで男性の顔を見た。


平凡。


その言葉が、男性にあっていた。

むしろ、気が弱そうで虫さえ殺せそうに無い優男だった。


「今は、効果を遅らせているだけださ」


男性は、得意気に説明した。

ロニキスには、それが不気味に思えた。


「だから、早くちゃんとした薬師に解毒しないと死んじゃうよ」


男性は、言い終わると立ち上がり左右を見回した。


「貴方は、いったい・・・」

「ああ、残念だけど時間が無いみたいだ」


残念そうに、男性は苦笑いをした。


ロニキスには、それがわざとらしく見えてしまった。


「有言実行とは、素晴らしいねぇ。ビスト将軍、ご丁寧に3個騎士小隊が来るよ」


男性は、立ち去ろとした。


「ま、待って下さい!お願いします!せめて、レイナさん・・・彼女だけでも」


信用できないが、頼むしかなかった。

だが、男性は止まる事無く歩を進める。


「おいおい、助けてやった上に延命までしただろう?それ以上は、僕はする義理も無いよ」


優しい声で言ったが、その内容は冷たかった。


「そんな」

「・・・でも、まぁ。安心したまえ奴らより先に君たちの仲間が着く方が速いみたいだ」

「え?どういう・・・」


ロニキスは、男性に問い掛けようとした。

だが、男性の姿は森の中へ消えて行ってしまった。


去っていく男性を、呆然と見ているしかできなかった。





時は遡り、シエラはレイナを見送った後子供達と森の入り口まで戻って来た。


「へぇー、55才なんだぁ」


シエラは、目の前の少女 アイリを見た。

見た目は、10才ぐらいの三編みの可愛い女の子だ。


「オイらも、55!」

「ぼく、40だよ!」

「パルはねぇ、さんじゅう!リンクは、にじゅうになったばっかりなんだよー」

(エルフが、長寿だって聞いた事あるけど)


実際に、訊いてみてやはり驚いてしまう。

自分と同い年のリンクは、どう見ても3〜2才にしか見えない。


シエラが、軽くショックを受けているとアイリが森の奥を見つめ出した。


「どうしたの?アイリちゃん?」

「・・・今、誰かの声が」

「え?」


アイリの答えにシエラは、レックス達を見て確めた。

全員、首を横に振り聞こえて無いと返答した。


「・・・行かなくちゃ」


アイリは、そう言うと走り出そうとした。


「アイリちゃん!」


たが、すぐにシエラが腕を掴み静止した。

アイリは、不安な表情で奥を見つめた。

彼女に何があったのか、全く解らない。


「アイリちゃん、どうしたの?ボクで良ければ話して」


シエラは、心配になり言った。


「・・・わかんない。・・・でも、声が」


アイリの眼は、不安の色が広がっていた。


「レイナお姉ちゃんと、ロニキスお兄ちゃんが危ないの」


シエラには、アイリが言っている意味が解らなかった。

二人から、離れている彼女が現状を知っている訳が無い。

だが、アイリの眼は嘘を言っている様な感じがしなかった。


風が、ザワザワと草木を揺らす。


「早く行かないと!二人も、私たちも危ないの!」


アイリは、訴えかける。


「・・・」


シエラは、しばらく考えた。


何が、危険なのか。

二人に、何が起こっているのか。


あまりにも、確証が無い話しだ。


(なんだろう?胸騒ぎがする)


いつも、嫌な予感がする時は当たっている。

それに、アイリは確信している様に見詰めていた。


「・・・解った。皆で行こう」


シエラは、アイリを信じる事にした。


「ええ〜、シエラ姉ちゃん本気なの?」


レックスが、めんどくさそうに言った。


「レイナ姉ちゃんが、怒ちゃうよ〜」


意気投合した後、レックスはレイナをからかった事がある。


レイナの夕飯に、ちょうど道端で発見した激辛薬草を混ぜたのだ。


その後、きっちりと説教をされ鉄拳まで貰っている。


よほど、痛かったのかレックスは以後からかうのを止めた。


「二人が、里の大人と戻って来るまで待とうよ」


思い出したのか、レックスは頭を擦った。


「駄目だよ。皆で、行くんだ」

「ん〜、怒られてもオイラ知らないよ」

「大丈夫、ボクが責任を取るよ」


シエラの説得で、レックスは渋々馬車に乗った。


「アイリちゃん、行こう」


シエラは、馬車の手綱を掴むとアイリに手を差し出した。


「ありがとう。シエラお姉ちゃん」


アイリは、手を掴み乗った。


この後の話しの内容がまだ、浮かんで無いです泣


どうしよう?って、思ってます

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