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第1話 夢の中の恋人

青い空が広がっていた。


空気は、清々く草木は生い茂っている。


そこに、一人の女性が青空を眺めながら誰かを待っていた。


「よ、遅れて悪い。待った?」


片手を上げながら、一人の男性が近づいて来くる。


「やぁ、別に僕も今きたところだったから。」


女性は、振り返り満面の笑みで男性を出迎えた。


「相変わらず、一人称が僕のままだな。」


男性は、意地悪な笑みで答えた。


「ムゥ〜、余計なお世話だよ。地だからしょうがないないだろう。」


女性は、頬を膨らませ言った。


「それより、タツミ。確か、昨日からだっけ?チュタイケンエツて演習は?」


「中隊検閲のことか?あー、今は警戒が終わって車両の中でグッスリ仮眠中だ。」


タツミと呼ばれた男性は、女性の隣に座った。


「仮眠て事は、今日はそんなに会えないね。」


女性は、残念そうな表情になった。


「まぁな。昨日から、40キロ夜間行軍した後に5つも穴掘ったんだよ。たく、車で移動したりすればいいのによ。」


タツミは、ウンザリしながらぼやいた。


「へぇ〜、やっぱり何か変だよ。馬とか使わないんでしょ?それに、ジエイタイて剣も槍も弓すら使わないんだよね?」

「そりゃ、俺らには銃があるからな。シエラみたいに、騎士じゃないから。」


シエラと呼ばれた女性は、タツミの顔を覗きこんだ。


「なんだよ?」


タツミは、顔を赤らめて言った。


「別に、タツミの顔が見たいだけさ。だって、すぐ起きるんでしょ?」


シエラは、真っ直ぐタツミを見た。


タツミも、シエラを見た。


鼓動が、速くなる。


二人は、お互いに見つめ合い次第に目を閉じ唇を重ねた。


少しでも、愛しい人と触れ合いたいから。







「瀬川士長!起きて下さい。交代ですよ。」


深夜1時を回るところだろうか。


瀬川龍巳は、重くなった身体を起こした。


起こしたといっても、軽装甲車(LUV)の座席に座っているだけで疲れは取れていない。

「おぉう。もう、もう俺か?」


置いていた小銃を手に取り、瀬川は外に出た。


(また、あの夢か。)


警戒場所に、行きながら瀬川は先程見た夢を思い出していた。


物心ついた時から、見ている夢。


それは、銀髪の少女が出てくる。


幼い頃は、少女と二人でよく夢の中で遊んでいた。


少女の名前は、シエラ。


元気で明るい娘だ。


貴族の娘で、騎士に憧れ遂には念願の王国の騎士団に入隊。


剣の才能があったのか、3年前に隊長に選ばれたらしい。


そんな彼女が、つい先月瀬川にずっと前から好きだと告白してきた。


もちろん、答えはyes。


断る理由も無い。


(どうせ、夢なんだしいっか。それに、我が夢ながら可愛いし。)


「・・・・イヤイヤ、現実逃避だろ〜。彼女できないからって、さすがに夢の中でって。」


警戒場所に座りながら瀬川は、独り言を呟いた。


(しかも、なんでファンタジー系の設定なんだ?)


彼女の話す内容は、いつもオーク討伐だの異教徒の捕縛だのとまさにファンタジー系の小説かのような物だった。


「漫画の読み過ぎかなぁ。」


最近、独り言が多くなっていくなぁ。と呟きながら瀬川は、夜空を眺めた。


瀬川の見る夢は、いつもリアルだった。


内容も、鮮明に覚えている。


しかし、所詮は夢と想いながら頭を切り替えて夜の闇を見つめた。





事件は、演習が終わり1週間後に起きた。








白鳳凰騎士 シエラ・ローズは、目を醒ました。


部屋は、すでに明るくなっている。


カーテンからは、朝日が射し込んできていた。


通常、騎士団の騎士は4〜5人の共同部屋なのだがシエラは騎士団第4隊の隊長だから一人部屋があてがわれている。


「スゥー、はぁ〜。」


深く深呼吸をして、部屋を出て井戸へ向かう。


「おはようございます♪シエラ隊長♪」


「うん、おはよう。レナ。」


シエラは、笑顔で答えた。


「まぁ!?どうしたのですか?お顔が真っ赤ですよ?お風邪ですか?」


レナと呼ばれたポニーテールの女性は、シエラの顔を見て驚いて言った。


「え?大丈夫だよ。うん、ぜんぜん大丈夫!」

「そうですか?それなら、いいのですが。お身体には、気を付けて下さい。」


レナは、心配そうに言った。


その後、他愛ない雑談を交わしながら井戸に着いた。


桶を、井戸にほおりこみ水をくんだ。


そして、改めて水に写った自分の顔を見た。


真っ赤だ。


心配されるのは、当然だった。


シエラは、昨夜見た夢を思い出した。


夢の中で、愛しい人と初めて唇を重ねた。

(思い返すと、ちょっと大胆だったなぁ。)


そう想いながら、冷たい水で顔を洗う。


「うぅ。冷たい。」


眠気は、一気に覚めた。


「シエラ隊長、今日からエターロ近郊のオークを討伐でしたね。」


横で、同じように顔を洗っているレナが言った。


「うん、最近になってオーク共が異常に活発化してきてる。もう、村が3つも犠牲になった。」


シエラは、込み上げる怒りを抑えて言った。


「早く、奴らを倒さないとまた被害が増えてしまう!」


そう言うと、シエラはレナに振り返った。


「レナ、また僕に君の力を貸して。」


シエラの目は、民達を守る強い意思と戦いの中で部下を死なせない硬い意思があった。


シエラの隊は、今までに戦いで死んだ者がいない。


普通は、前戦に出ない臆病者と罵るがシエラ率いる第4隊は率先して前戦で戦っている。


それでも、死人どころか戦功をあげてしまう。


彼女の隊は、指揮官であるシエラを心から信頼しどんな過酷な戦場でも最後まで彼女に従う忠誠心があった。


[勝利に導く戦乙女]


それが、シエラに付けられた2つ名だった。


「シエラ隊長、今更ですよ。私達、第4隊はどんな戦いでも隊長に着いて行き全力で戦います。」


レナは、頭を下げ言った。


「そうだったね、ありがとう。」


シエラは、そう言うと身仕度をする為に部屋に帰ろうとした。


そこに、兵士が走って来た。


「白鳳凰騎士団第4隊隊長殿!至急、騎士団長室へ来てください。」


兵士は、シエラのもとに着くなり言った。


「団長室?いったい僕に何のようだ?」






白鳳凰騎士団長室、白を強調した部屋には豪華な机や椅子。


天上には、ガラス細工でできたシャンデリア。


その部屋で、机に向かい書類を見つめている女性がいた。


コンコン。


「入りなさい。」


女性は、落ち着いた口調でドアのノックに答えた。


「失礼します。」

ドアを開けて、シエラが部屋に入った。


「第4隊隊長騎士 シエラ・ローズ。御呼びにより、参上しました。」


右手を左肩に添え敬礼した。


シエラは、白銀の鎧を着ていた。


スピードを生かし、敵を翻弄し倒すのが彼女のスタイルだ。


だから、彼女の鎧は急所を最低限隠している軽鎧だ。


その鎧には、白鳳凰騎士団の象徴である白い羽を右肩に付いている。


「騎士シエラ。貴女を呼んだのは、オーク討伐の任務の件だ。」


女性は、書類を机に置き腕を組んでシエラに言った。


「はい、その件につきましたは準備はできています。いつでも、エターロ近郊に向かい出発できます。クロエ騎士団長。」


クロエと呼ばれた女性は、赤髪でだいたい30過ぎになる。


だが、大人の色気を感じさせる。


それでいて瞳には、強い意志を感じさせる。


彼女は、王国始まって以来の初の女性騎士団長だった。


それだけでなく、多くの戦闘で功績を残している。


そんな、彼女に憧れ今の白鳳凰騎士団は全体の八割が女性だ。


騎士団は、4隊により構成されており4隊中3隊の隊長がシエラを含め女性なのである。


「いや、出発しなくていい。オーク討伐は、中止だ。第4隊は、城内にて待機。」


クロエ団長は、シエラに言った。


「え!?何故です!ご命令の意味が解りません!」


シエラは、クロエの言葉を聞き驚いて聞き返した。


「落ち着け。シエラ。」


クロエ団長は、子どもを諭すように言った。


「落ち着けません!騎士団長は、エターロの・・・・民を見棄てろと言うのですか!?」


シエラは、大声を上げて言った。


「そんな、事は言って無い。今、グローグスにいる第1隊が住民を避難させるように伝書を送った。」


本来なら、白鳳凰騎士団第1隊と合流してオークを討伐する筈だった。


それがなぜ、今になって任務が変わってしまったのだろうか?と、シエラは納得いかない顔をした。


「異常に活発化したのはオークだけではない。事態は、我々の予測を遥かに越えていた。この報告書を読んでみろ。」


そう言って、シエラに報告書を渡した。


「失礼します。・・・・・!?」


シエラは、驚愕した。


報告書の内容には、オークが15体。


そして、地竜が1体とあった。


通常、オーク1体を倒すのに10人は必要である。


そして、6人がかりで鎖で拘束しオークを倒し残り4人で頭部を狙って倒す。


15体もいるが、第4隊だけでも十分倒せる。


だが、問題は地竜の方だ。


竜というだけでも、その戦闘能力は1個騎士団の戦力であっても勝てるか解らない。


しかも、地竜は空を飛ばないがその鱗は硬くいかなる攻撃も効かない。


つまり、勝算が無いのだ。


「騎士団長!先発隊の報告書によれば、明日の朝にはエターロの街には到達すると書かれています!エターロの城壁では、住民が全て避難できません!」


シエラは、報告書を読み終えて言った。


「今すぐにでも、僕達4隊でエターロに向かいます。」


クロエ団長は、ため息をついた。


「無駄だ。ここから、エターロまでは寝ずに馬を跳ばしても1日はかかる。君達が着いても、地竜と鉢合わせになる。」


クロエ団長は、シエラを見ながら言葉を続けた。


「無駄に、犠牲がでるだけだ。そんな事、私が許さない。話は、以上だ。」


シエラは、拳を握り言い換えそうとした。


しかし、クロエ団長は真っ直ぐにシエラを睨み付けた。


何も言っても、無駄だ。


その目は、命令を撤回する気がない確固たる意志を感じさせっていた。


「・・・失礼・・・しました。」


右手を左肩に添えて敬礼し、シエラは団長室を出た。


納得が、いかない。そう想いながらシエラは、兵舎に向かい回廊を歩いていた。


「あ〜ら。浮かない顔をして、どうしましたの?」


突然、後ろから話しかけられシエラはウンザリするように後ろを振り返った。


「やぁ、レイナ第3隊騎士隊長殿。」


レイナと呼ばれた女性は、意地悪そうにシエラを見つめている。


「あら、わたくし何か失礼な事を言いまして?」

「別に、何も。」

「そんな、事より聞きまてよ。第4隊は、待機命令が出た事を。」


レイナは、赤い長髪を弄りながら残念そうに言った。


「まぁ。変わりにわたくし達、第3隊がバナズに救援に行く事になりましたけど。」

「なんだって!僕は、聞いて無いぞ!」


シエラは、思わず大声を上げてしまった。


「あら?聞いて、ありませんの?でも、仕方ありませんわね。ローズ家の貴女より、カーチス家のわたくしの方が優秀ですものね。」


シエラを見下すように言った。


二人は、幼い頃から知り合いだった。


王国には、先祖代々優秀な騎士を輩出する貴族がある。


その中でも、ローズ家とカーチス家は名門中の名門。


幾度も、国王から勲章を授かっている。


二大騎士貴族という、称号まで貰っている。


しかし、この両家。非常に仲が悪い。


言い方を変えるなら、ライバル同士である。


レイナは、事あるごとにシエラに勝負を挑んだり自分の方が優秀であると見せ付けようとしている。


シエラが、騎士団に入隊する時も兄たちを差し置いて追いかけて入隊してしまった。


それほどまでに、シエラをライバル視している。


ちなみに、二人は家柄では無く実力により今の地位になったのはまた別の話しである。


「貴女ような、猪突猛進娘。行った所で、地竜に挑み兼ねませんもの。」


グッサ。


正直、シエラはそれも考えていた。勝てないにしろ、地竜を少しでも足止めできるならと思っていた。


図星を衝かれ、シエラは苦虫を噛んだような顔になってしまった。


「呆れましたわ。本当に思っていたなんて。それでは、失礼。直ぐに、行かなくてはいけないので。時間を、無駄にできませんの。」


それなら、話し掛けなければいいのにと言いそうになったのを我慢した。


「まぁ、慰めなら夢の中の恋人にでもして貰ったら?「えーと、確かエガワ タヅミでしたかしら?」


レイナは、馬鹿にしながら言った。


「"セガワ タツミ"だ。」


シエラは、小さな声で反論した。


「そうそう、セガワ タツミでしたわね。本当、いつまでも空想にふけっていては現実で恋人が見付かりませんわよ。」


去り際、レイナは呆れた風に言った。


シエラ自身も、解っている。


タツミは、自分の夢、自分が造り出した空想上の人物であることを。


しかし、心のどこかでタツミは本当に存在していると思っている自分がいる。


シエラは、急いで隊舎へ戻っていた。


タツミなら、こんな時にたとえ命令を違反しても困っている民を救いに行く。


と、ふっと思ったからだ。


その後、第4隊は命令を違反して第3隊を無視して出陣した。








100人はいるだろう騎馬隊が、平原を速度を落とさず駆けていく。


その騎馬隊の先頭には、浮かない表情のシエラがいた。


「シエラ隊長?どうしたのですか?」


レナが、心配そうに話し掛けた。


「いや、命令を違反したことを少し後悔してるんだ。僕の勝手のせいで、部下にまで迷惑がかかると思うと。」


シエラは、手綱を強く握り締めた。


隊舎に戻り、事情を説明したシエラは無理いじはせず第4隊の騎士達に着いてくるか判断を任せた。


着いて来ても、竜と闘うかもしれない。


今回ばかりは、部下を死なせない自信が無い事も説明した。


誰も、着いてこないと思っていた。


しかし、どうしたことか。


全員が、シエラに着いていくと志願したのだ。


シエラは命令を違反した罪は自分一人で背負う積もりでいる。


「そんな事、言わんで下さい。隊長一人の責任じゃあ無い。我々全員、隊長と同じ罰を受ける覚悟があります!」


そんな、シエラに後ろから男性騎士が話し掛けた。


「そうです!バチスの言う通りです!」

「レナ。バチス。・・・・・ありがとう!」


シエラは、少しだけ心が軽くなるのを感じた。


自分の様な小娘に、着いてきてくれる歴戦の騎士バチスを含む第4隊の騎士達に感謝した。


その時、騎士の一人が叫んだ。


「隊長!あれを!」


騎士が指差した方向を見ると、一台の荷馬車が速度を落とさずに走っていた。


荷馬車には、子どもとその夫婦が乗っている。


(何かに、追われてる?)


グォォォォォォ!!


荷馬車の後ろから、一メートルはあろう巨体が大声をあげて迫っていた。


「あれは!」


二足歩行で、右手に巨大な棍棒を振り回しながら近づいている。


その化け物こそ、オークだ。


シエラは、確認するなり騎馬をオークへと向け駆けていた。


「隊長!危険です!」


レナが引き留めようとしたが、シエラは既にオークに近づいていた。


「クッ!八名は、俺に着いてこい!隊長の援護をする!レナ殿は、残りを連れ荷馬車を助けに行ってくれ!近くに、サタヤ村がある!そこで、合流だ!」


バチスは、直ぐに判断し命令した。


「はい!隊長をよろしくお願いいたします!」


レナ達は、言うなり直ぐに行動に移た。




オークは、シエラに気付き標的を変更した。


握っている棍棒を、振り上げシエラ目掛け降り下ろした。


シエラは、それを左にかわしオークの懐に入り剣を抜き脇腹に切りつけた。


グォォォォォォ!!


オークは、切りつけられ激怒したのか棍棒を無茶苦茶に振り回し始めた。


が、シエラはもはやオークと距離を取っていた。


「やっぱり、普通の斬撃じゃあ駄目か。」


オークがシエラに向かい突進してきた。


まともに、喰らえばただじゃ済まない下手すると物を言わない肉塊になるだろう。


しかし、シエラは動かない。


勿論、諦めた訳でわない。


相手を睨み付け、魔法を使うために呪文を唱えている。


オークが、勝利を確信した時。


突然、オークの前に馬が横切った。


その馬は、鎖を引っ張っていて、その鎖が両足に絡み付いた。


そのまま、オークは前向きに倒れ、頭部をシエラの前に露出してしまった。


「万象の理、気高き風の精霊、我、剣に宿り力を示せ!」


呪文を唱えると、剣の周りにシエラの魔力が帯びた風が包んだ。


その剣を、数メートル離れたオークの額に目掛け剣を降った。


剣から、放たれた風はカマイタチになりオークの頭を切り裂き絶命させた。


「ありがとう。バチス。助かったよ。」


オークの後で、バチス以下八名の騎士が鎖を掴んでいたのだ。


「ふぅー。」


「無茶しすぎですよ。まったく、手のかかる隊長だ。」


バチスは、鎖を離した。


「ゴメン、ゴメン、身体がついうっかり動いたんだ。」


イタズラを見つかってしまって、親に怒られている子どもの様な顔をするシエラ。


「毎度、我々の身になって下さい。」


バチスは、以後気を付けるように念を押した。


「だいたい。貴女は、後先も考ええずに」


「そうだ!バチス!追いかけられてた親子は!」


シエラは、慌ててバチスの説教が始まる前に会話を変えた。


バチスの説教は、やたらと長い。


最悪、半日もしてしまうほどだ。


騎士団の騎士達も、ウンザリするぐらいだ。


「それでしたら、レナ殿に任せてあります。サタヤ村で合流する手筈になっています。」


話しの腰を折られ、不服そうにバチスが答た。


「よし!それじゃ、レナ達と合流しよう。」


急いで、馬をレナ達のいるサタヤ村に駆け出した。


「隊長!お待ちください!」


シエラを追いかける様に、バチス達八名の騎士は馬を走らせた。


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