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200文字小説

消しゴムと受験生(200文字)

作者: うわの空

 僕は消しゴムだ。

 何の変哲もない、ただの消しゴム。


 僕を使ってるのは、受験生の女の子。

 いっぱい勉強して、間違えて、その度に僕は使われる。



 彼女が努力すればするほど、僕は小さくなる。

 僕が小さくなればなるほど、彼女は夢に近づいていく。



 彼女の夢が叶うとき、僕はもうここにはいないかもしれない。


 けれど、応援してる。







 大学生になった彼女の筆箱の中には、すっかり小さくなった僕。


 何となく捨てられないのだと、彼女は笑った。

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後のオチがほのぼのしていて、ほっこりした気持ちになりました。
2011/12/14 20:57 退会済み
管理
[一言] 初めての感想失礼いたしますm(_ _)m 消しゴムを視点とするその発想は考えたことなかったです。新鮮な気持ちで読ませていただきました。 この話を読んでいて、なんだか心が温かくなりました。自…
[一言] 消しゴムにロマンがあるとは思ってませんでした(笑)
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